茶碗蒸しの蒸し時間は何が正解?失敗しないレシピを解説!

茶碗蒸しを食べる機会は意外に多いですよね。

外食でランチに付いてきたりしますし、既製品の茶碗蒸しも普通に売っています。

手軽に食べられる茶碗蒸しですが、家で作るのは難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。


茶碗蒸しは加熱の加減が難しく、すぐ失敗して「す」が出来てしまうというイメージがあります。

失敗するくらいなら既製品でもいいや、と苦手意識を持ちやすい料理ですが、蒸し時間さえ間違えなければ失敗なく作ることが出来ます。

本文では、茶碗蒸しの蒸し方と蒸し時間について詳しく解説していきたいと思います。失敗しないレシピで、お家で簡単に手作り茶碗蒸しを楽しんでみませんか?



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茶碗蒸しを失敗する原因

蒸し器の中の温度が高すぎる

茶碗蒸しに「す」が発生する最大の原因は、加熱温度が高すぎることです。

卵が凝固する温度が約60℃なのに対して、水分(だし汁)が沸騰する温度は100℃なので温度差が生じます。

高温で一気に加熱してしまうと先に卵が固まってしまい、後から沸騰して水蒸気になった水分が固まった卵の中でぷつぷつとした隙間、つまり「す」になってしまいます。

そのため、急激な加熱をしないように注意が必要です。

茶碗蒸しを蒸し器に入れた後、フタを閉める前に菜箸や割り箸などを1本噛ませて、フタと鍋の間に隙間を作ることで対策できます。

高温となった蒸し器から蒸気を逃がしてあげることで、温度が上がり過ぎるのを防ぎます。


蒸気が十分に出ないうちに入れてしまう

蒸し器に水を入れて沸騰させ、十分に蒸気が出てから茶碗蒸しを入れるのが正しい方法ですが、蒸気がまだ十分に出ていない時に入れてしまうことで失敗が起きます。

蒸し器の中の温度が上がり切っていない状態で火にかけても、卵は固まりません。

高温で加熱し過ぎると「す」が入ってしまうのを防ぐために、低温で加熱するのは違います。

あくまで十分に蒸気を出した上で、上手に温度管理をする必要があります

加熱し過ぎても加熱不足でもダメ

茶碗蒸しの蒸し時間は、はじめは強火で2分、次に弱火にして10分、が基本です。

強火の状態が長くなると、高温で加熱する時間が長くなり、「す」が入る原因になります。

必ずキッチンタイマーを使って時間を計り、強火から弱火にするタイミングを逃さないようにしましょう。

過不足のない加熱が、なにより大切です。



茶碗蒸しの蒸し時間は?おいしい蒸し方

茶碗蒸しの器にはフタをする

茶碗蒸しの器にフタをしないで入れてしまうと、蒸気が蒸し器のフタに付いて、滴り落ちてしまいます。そうすると余計な水分が入ってしまい、風味が台無しになります。

茶碗蒸しの器にアルミホイルでフタをすることで簡単に防げますし、蒸し器のフタを布巾で包んでしまうのも一つの方法です。

はじめは強火で、2分経ったら弱火に

前の項でも触れましたが、はじめは強火で2分、その後弱火で10分が基本です。

蒸し上がりに竹串を刺してみて、透明な汁が出てくれば火が通った証拠です。

熱源や蒸し器の材質、一度に作る個数などでも変わってくる場合がありますので、適宜調整してみてください。

ちょうどいい状態が見つかれば、それが「我が家の蒸し時間」になります。

その他、細かいポイント

卵を溶きほぐす際に、うっかり泡立ててしまうと、気泡の原因になります。

しっかり溶きほぐすのは大切ですが、泡立てないように注意が必要です。菜箸などで白身を切るようにすると黄身と白身が混ざりやすくなります。

卵を溶いたら、茶こしで濾すと白身の塊やカラザなどが取り除けるので、なめらかな食感になります。

また、器に流しこんだ後に表面に気泡が浮いているようなら、爪楊枝で潰していくと、よりきれいに仕上がります。



ちゃん蒸しは電子レンジで作れる?

最近では、電子レンジ用の茶碗蒸しキットも市販されています。

だしをお湯で溶いて、卵を加えてレンジでチンするだけなので簡単ですし、少しですが具材も入っています

既製品であればパッケージの表示通りに加熱すれば問題ないですが、手作りの場合には注意が必要です。

電子レンジでの加熱方法については、様々なレシピをブログ等にアップされている方も多く、機種によっても違ってくるので一概には言えませんが、

①ラップをして爪楊枝で穴を数ヶ所開ける
②短時間で加熱し、様子をみて追加で10~30秒単位で小刻みに加熱する

上記の2点は共通して書かれています。
電子レンジで作れたら、蒸し時間も短く済みますね。




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茶碗蒸しの蒸し時間は?【まとめ】

茶碗蒸しは失敗しやすい、面倒くさいというイメージがあって、家で作るのは億劫という方も多いかも知れません。

実は茶碗蒸しはとてもシンプルな料理で、卵とだし汁、具材を合わせて蒸すだけなので決して難しくはありません。

タイマーを使って蒸し時間を正確に守ることと、蒸し器の中の温度が上がり過ぎないことさえ守れば、ご家庭でもなめらかで美味しい茶碗蒸しが作れます。

フタとの間に菜箸を噛ませるひと手間で、茶碗蒸しを作る難易度がぐっと下がります。

茶碗蒸しを手作りすることで、食べたい時にいつでも食べられますし、好きな具材を入れることも出来ます。

失敗しないためのコツさえつかめば決して難しい料理ではありませんので、ぜひ作ってみてくださいね。

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