納豆の賞味期限切れ、2週間は厳しい!?正しい保存方法も紹介!

冷蔵庫に入れていた納豆の賞味期限が切れていた!という経験のある方も多いのではないでしょうか。

発酵食品ということで1~2週間くらい大丈夫じゃないかと思われるかも知れませんがが、何かあったら怖いですよね。

納豆は製造から1週間~10日目安の「賞味期限」が定められていますが、賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。


それなら2週間くらいの賞味期限切れは大丈夫だろう、と思われるかも知れませんが、賞味期限を過ぎると確実に品質は劣化するのでおすすめできません。

この記事では、賞味期限切れとなった納豆がどのようになるのかと併せて、冷蔵や冷凍で正しく保存する方法も紹介していきます。



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賞味期限切れになった納豆はどうなる?

※3日経過したもの

賞味期限切れになって3日程度の納豆は、それほど劣化していないと考えられます。

納豆は蒸した大豆を納豆菌により38~42℃の温度下で発酵させ、ちょうど食べごろになったところで冷却し出荷、店頭に並びます。

店頭では10℃以下、家庭でも冷蔵庫で保管するため、発酵はストップすると思われますが、低温により緩やかになっただけで発酵は進みます。

発酵食品の種類によっては、賞味期限近くの方が熟成して美味しくなるといわれるものもありますが、期限が切れてしまったら話は別です。

納豆は3日程度ならそれほど大きな品質の変化は起きていないといわれています。
但し、賞味期限切れである以上食べるのはあくまで自己責任になります。

※1週間経過したもの

納豆は賞味期限切れから1週間経つ頃には、豆の色が濃くなり、こげ茶色っぽくなってきます。
また、納豆の表面に見えるネバネバした白い菌膜が増えてきますが、それを過ぎると「チロシン」というアミノ酸の結晶が発生します。

これは発酵が進んだことで、納豆菌が大豆のたんぱく質を分解して出来たものです。

食べても害があるとはいえませんが、食感は決して良くありません。

また、においがきつくなってきますので、この時点で気になるようであれば処分したほうが無難です。



※2週間経過したもの

賞味期限から2週間経ってしまうと、上記からさらに発酵が進んだ状態になってきます。

つんとくるようなアンモニア臭が強くなり、豆の見た目もどろっと溶けたようになってしまいます。

納豆独特の粘りも弱くなってくることがあり、そうなるともう「納豆」ではなくなってきていますよね。

2週間経った時点でかなり風味も落ち、品質が劣化しているといえるので、捨てた方が賢明です。
そこからさらに時間が経つと、他の雑菌が増えてくる可能性もあります。

「自己責任で」といえども体調を崩してしまったら元も子もありません。



納豆の正しい保存方法

※冷蔵庫(10℃以下)で保存

納豆は、納豆菌の働きを緩やかにするために冷蔵の状態で出荷・販売されます。
家庭での保存も必ず10℃以下の冷蔵保存をするよう「要冷蔵」と表示されています。

そのため「買ったら必ず冷蔵庫に入れて、賞味期限以内に食べる」が正解です。



※冷凍保存

どうしても賞味期限内に食べ切れない!という場合は、冷凍保存も可能です。
冷凍保存の方法はとても簡単で、パックごとそのまま冷凍庫に入れられます。

納豆メーカーさんの公式サイトにも冷凍可能と記載がありますので、食べ切れない場合はまとめ買いをした場合は冷凍しておくと良いでしょう。

におい移りが気になる場合はジッパーバッグに入れて密封するとより安心です。

冷凍して食べられる期限は、およそ1ヶ月です。

食べる際には冷蔵庫でゆっくり自然解凍し、常温で放置しての解凍や電子レンジでの急速解凍は品質悪化につながるのでやめましょう。

※期限切れの前に使い切りレシピを

納豆を安い時にまとめ買いしたり、外食が続いてしまったりと、明らかに余りそうな時は料理に使いましょう。

納豆オムレツなどの定番メニューはもちろん、海苔で納豆を巻いて天ぷらにしても美味しいですよ。
また、キムチをトッピングして食べれば味の変化も楽しめます。

定番の納豆チャーハンや納豆トーストなどで、美味しいうちに消費するのがベストです。




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納豆の賞味期限切れ2週間は食べられる?【まとめ】

納豆は発酵食品だから、賞味期限切れでも大丈夫だと思ってしまいがちですが、冷蔵庫に入れていても発酵は緩やかに進みますので、できるだけ賞味期限内に食べ切ることが大切です。

期限切れから3日程度ではそれほど大きな劣化は起きませんが、1週間、2週間と経つと目に見えて劣化しますし、においもきつくなります。

食べるかどうかはあくまで自己責任で、すぐに健康被害につながるわけではなさそうですが、メーカーサイドも賞味期限内に食することを推奨していますので、さすがに2週間が経過したものはおすすめできません。
納豆は冷蔵庫で、賞味期限内に食べるのがベストですが、冷凍保存も可能です。

パックごと(におい移り防止にジッパーバッグなどを使っても)冷凍庫に入れて、1ヶ月以内を目安に食べ切ります。

冷蔵庫での自然解凍で食べられますので、余りそうなら冷凍しておくのもおすすめです。
納豆は美味しいうちに、食品ロスを防ぐためにも期限内に食べましょう。

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