納豆を土に埋めるとどうなる?用途と土壌改良効果について解説!

納豆を土に埋めると良いと聞いたことがあります。家庭菜園やガーデニングが好きな方にはもしかするとピンと来るかも知れません。

納豆菌が土に良い影響を与えてくれそうなイメージですよね。

確かに、納豆菌を土壌改良に使っている方のウェブサイトを多く目にします。


但し、納豆をそのまま土に埋めるよりも「ボカシ肥料」や「水に溶かす」方法が一般的です。

納豆に限らず、生ごみを庭やプランターの土に混ぜる場合、発酵熟成などをしていない食材のまま大量に入れることは望ましくありません。

とはいえ、納豆菌の土壌改善効果には期待できるので、工夫して土に埋めることでゴミも減らしエコにつながります。

この記事では、納豆を土に埋めることで期待できる効果について紹介していきますね。



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納豆を土に埋めるとなぜ良いの?

※納豆菌の働き

納豆菌は非常に増殖力が強く、強い菌です。デリケートな麹を取り扱う酒蔵では納豆を食べた人は入っていけないと言われていたくらいです。

納豆菌はタンパク質などを分解し、土壌の環境を整えるといわれています。土の中のカビや線虫のような、植物に悪影響を与える菌や虫の繁殖を防ぐので、良い土づくりに繋がりますよね。

私も家庭菜園をやっているので、納豆菌が土に良い影響を与えるなら試してみたいと思います。



※大豆の栄養分が分解される

また、納豆菌は原料となる大豆の栄養分を分解してくれます。よく生ゴミを埋めると「土に還る」といいますが、分解された栄養分で土中の有益な菌が育ち、土壌の質が良くなるイメージですね。
栄養豊富な大豆と、増殖スピードの速い納豆菌の力で土壌改良に使えそうです。



納豆を土に埋める際のコツと注意点

※そのまま大量に埋めない

それでは、賞味期限内に食べ切れずに余った納豆をそのまま土に埋めてもいいのでしょうか。
納豆に限らず生ゴミは、そのまま大量に埋めるのはあまりおすすめできません。

土に還るものなので絶対にダメということではないのですが、食品ゴミをそのまま土に埋めると、分解されるまで時間がかかります。そのため、野良猫やカラスなどが寄ってきて掘り返されてしまう恐れがあります。

においも気になりますし、動物を呼び寄せてしまうため、埋める場合はごく少量ずつ土に混ぜ込んだ方が無難です。

※ボカシ肥料に加える

生ゴミを肥料にする方法はいくつかありますが、納豆をボカシ肥料に加えて土に埋めるのは特におすすめです。ボカシ肥料は、米ぬかやEM菌(乳酸菌などの微生物で、市販されています)と生ゴミを混ぜてたい肥にしたもので、家庭菜園などをしている方にはお馴染みです。

ボカシ肥料に混ぜてしまえばにおいも気にならず、良い肥料になるのでおすすめです。



※水に溶かして土にかける

たい肥を手作りしている方のサイトやブログを見ると、納豆を細かくして水に溶かしてから畑に撒いたり、納豆を食べた後のパックに水を入れて、中のネバネバを溶かして撒いたりするという方もいました。

納豆の粒をそのまま入れるよりも効率が良さそうな気がしますし、納豆パックならすぐにでも試せますよね。



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納豆を土に埋めるとどうなる?【まとめ】

納豆を土に埋めると、納豆菌の働きで良い肥料になるイメージがありますよね。
確かに、納豆菌は土の中の有害なカビや線虫が繁殖するのを抑えると同時に、豆のタンパク質を分解してくれるので土壌改良の効果があるようです。

注意点としては、納豆をそのまま大量に土に埋めないことです。

においも気になりますし、猫やカラスなどが寄って来て掘り返されてしまう恐れがあります。
食べ残した納豆を埋める時は、少しずつ土に馴染ませるようにするのがおすすめです。

また、ボカシ肥料に混ぜてしまうと良いたい肥になりますよ。

食べ残しの納豆があったり、賞味期限が切れてしまったりした時は、捨てずに土に埋めることでゴミも減らせますし、土にも良い影響があるので一石二鳥ですね。

家庭菜園やガーデニングの好きな方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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