そうめんは腐る?乾麺の賞味期限と茹で麺の保存について解説!

夏になると冷たいそうめんは欠かせません。特に夏休み中はお昼に登場する頻度も高く、まとめ買いすることも多いですよね。

意外に使い切れなかったり、いただき物があったりして余ってしまうと、腐ることが心配になりますよね。

スーパー等で一般的に売られているそうめんの賞味期限は(メーカーにもよりますが)2年ほどです。


食品保存に関する表示は「賞味期限」と「消費期限」があり、乾麺は「賞味期限」、茹でてある状態で冷蔵販売されているそうめんには「消費期限」が表示されています。

乾麺と茹で麺では保存についての取り扱い方法が変わってきます。

この記事では、そうめんは腐る心配がないのか、乾麺と茹で麺では保存についての扱いがどのように違うのかを詳しく解説していきたいと思います。



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そうめんは腐る?

※乾麺は腐ることはない

乾麺は「乾物」に分類されており、水分を多く含む食品ではありません。
乾麺のそうめんに表示されているのは「賞味期限」です。賞味期限は美味しく食べられる期限で、それを過ぎたら腐るということではありません。

例えば今年の夏に購入したそうめんの賞味期限があと2年あるとすると、再来年の夏を目安に食べ切ればいいということです。

但し、袋を開けたまま保存しない、高温多湿の場所で保存しない等の条件を守ることが前提です。


※茹で麺は腐りやすい

一方の茹で麺ですが、こちらは茹でたそうめんをパッキングして冷蔵で販売されているものです。
茹で麺には水分が多く含まれており、水分は食べものが腐る原因となります。

茹で麺には「消費期限」が表示されており、安全に食べられる期限となっています。

「美味しく食べられる」「安全に食べられる」の違いは、傷んだり腐ったりする恐れがあるかです。
冷蔵販売されている茹で麺は、必ず消費期限内に食べ切るようにしましょう。



乾麺はいつまで食べられる?

※そうめんは熟成する?

万が一、乾麺の賞味期限が切れてしまった場合は食べられるのでしょうか。
結論から言うと、食べられないことはありません。

正しく保存した上で、カビや虫などが発生していないこと、変色していないことを確認して早めに使い切ることが大切です。

以前TVで、「そうめんは熟成して美味しくなる」という内容が取り上げられたのを見たことがあります。
これはそうめんの製造時期と販売開始時期に関係します。

製造してすぐ販売されるのが「新物」、製造してから1年以上経ってから販売されるのが「古物(ひねもの)」2年間熟成してから販売されるのが「大古物(おおひねもの)」といいます。

熟成を経て販売するのは高級ブランドそうめんならではです。高級ワインと同じですね。

そうめんは熟成によってコシを強く感じる、舌触りが良くなるとされていますが、これはあくまでもメーカーが販売時期を定めて、倉庫で適切に管理されていることが前提です。

そのため、家庭で1年も2年も保存したものを「ひねもの」とは呼びません。

※基本は賞味期限内に

贈答用のような高級品でなく、市販されているそうめんについては、基本的に賞味期限内つまり美味しいうちに食べ切りましょう。
高温多湿を避けて、封の開いたまま保存しない等、正しく保存することも大切です。



茹で麺の保存は?

茹で麺は基本的に冷蔵販売されているので、必ず冷蔵保存してください。
保存期間は冷蔵庫で、パッケージに表示してある日付までに消費しましょう。

乾麺を家で茹でても、ゆで麺と同じ扱いになりますので、長くとも2、3日以内には食べ切り、それ以上過ぎてしまった場合は腐るリスクがあるため勿体なくても捨てるようにします。



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そうめんは腐るの?【まとめ】

大量に買ったそうめんや、貰い物のそうめんが余った時に、いつまで食べられるのか不安になりますよね。

乾麺であれば賞味期限まで美味しく食べられますが、それを過ぎてもすぐ腐るということではないので食べることはできます。

但し、風味や食感の保証はできなくなるので、なるべく早めに消費することが大切です。

茹で麺は水分が多く傷みやすいので、必ず冷蔵庫で保存し、消費期限までに食べ切りましょう。
乾麺を家庭で茹でても同様で、いずれにしても調理済みのそうめんは腐りやすくなります。
夏の間はそうめんが食卓に上る機会も多いですが、正しく保存して美味しく楽しみましょう。

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