豆乳鍋は太る?イソフラボンは摂りすぎ注意?管理栄養士が解説!

健康のために豆乳を摂取しようとして豆乳鍋を食べる方もいると思います。

「豆乳鍋って太る?」
「豆乳にダイエット効果はあるの?」

今回はそんな疑問に管理栄養士の筆者がお答えします。


結論から言うと、寄せ鍋よりは少しカロリーが高いですが、豆乳鍋が原因で太るようなことはありません。野菜とタンパク質を適度に入れた豆乳鍋は健康食と言えるでしょう。

また、豆乳に含まれるレシチンという成分は悪玉コレステロールを減少させる効果があると言われています。乳酸菌の餌となるオリゴ糖も含まれているため、腸内環境の改善も期待できます。

サプリメントなどによる大豆イソフラボンの摂りすぎには注意が必要です。豆乳の1日の摂取推奨量はコップ1~2杯程度です。



スポンサーリンク



豆乳鍋は太る?気になるダイエット効果やカロリーは?

*豆乳鍋を食べると太る?豆乳鍋のカロリー
「豆乳鍋は普通の鍋より太る?」と疑問をお持ちの方もいると思います。結論からいうと、普通の鍋より少しカロリーが高いです。しかし、豆乳鍋を食べたから太るというようなことはありません。

一般的な豆乳鍋1人前のカロリーは400kcal~500kcal程度です。一般的な寄せ鍋の熱量は300kcal~400kcal程度ですので、寄せ鍋よりは少しハイカロリーといえるでしょう。

しかしこれはスープを全て飲み干した場合の摂取カロリーです。スープを残す場合はこれより少ないものと考えてください。

豆乳鍋は「大量に」「ハイカロリーな具材を入れて」「継続的に」食べると、肥満の一因になる可能性はありますが、それはどの料理でも同じです。

ハイカロリーな食事も月に1回や2回食べたくらいでは大きな影響はありません。「これを食べたら太る?」と1つの料理単位で考えるのではなく、食べたいものを食べたら他の日で調整するくらいの気持ちで大丈夫。医師の指導を受けている人以外は、幸せな食生活を優先して食べたいものを食べる日も大切だと思います。


*豆乳鍋のダイエット効果は?

寄せ鍋よりも少しハイカロリーな豆乳鍋ですが、ダイエット中の方にはむしろオススメな料理です!

豆乳に含まれるレシチンという成分は、悪玉コレステロールを減少させる効果があると言われています。

また、豆乳に含まれるオリゴ糖は乳酸菌の餌となり、腸内環境の改善が期待できます。
豆乳を摂取することも「腸活ダイエット」の1つといえるでしょう。



大豆イソフラボンの摂りすぎは要注意!

うれしいダイエット効果がいっぱいの豆乳ですが、その中に含まれる大豆イソフラボンの摂りすぎには注意が必要です。

豆乳に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。この豆乳イソフラボンを摂りすぎてしまうと、ホルモンバランスが崩れてしまう恐れがあるのです。

ホルモンバランスが崩れてしまった結果、月経過多や子宮内膜増殖症のリスクが高まるのではとする説もあります。

しかし、厚生労働省のeJIMや日本豆乳協会のホームページを見ると、これはサプリメントなど特殊な食品が対象になる話で、従来の大豆食品の摂取は問題ないとされています。

サプリメント等で日常的に過剰に摂りすぎるのは良くないですが、「今日だけ大豆食品を食べすぎた」程度で影響が出る話ではないので、食べ過ぎてしまったからと言って不安にならなくても大丈夫です。

とはいえ、何か1つの物を過剰に摂取するのはあまりおすすめできません。食べ物飲み物はバランスが大切です。豆乳の摂取量は1日あたり200ml(コップ1杯)、多くても3杯程度にしておくのが良いでしょう。


サプリメントは薬じゃない?薬との飲み合わせは薬剤師に相談を

大豆イソフラボンのサプリメントをはじめ、市販されているサプリメントは薬と同じような見た目をしていますが、薬ではなく「食品」です。

しかし、薬に影響を与えてしまうものもあります。

例えば、ビタミンKを多く含むサプリメント(ケールやクロレラが入っている物、青汁など)は血液凝固防止薬などの作用に影響します。セイヨウオトギリソウの成分を含むものは、抗てんかん薬や抗不整脈薬、抗うつ薬などの作用に影響を与える恐れがあります。

このほかにも飲み合わせが悪い物がありますので、サプリメントは食品だから大丈夫!と思わずに、薬剤師に飲み合わせを相談しましょう。

飲んでいるサプリメントはお薬手帳に記載しておくと便利です。



スポンサーリンク



豆乳鍋は太るの?【まとめ】

「豆乳鍋って太る?」「ダイエット効果はあるの?」という疑問を中心に豆乳についてまとめました。

豆乳鍋は寄せ鍋よりはカロリーが高いですが、豆乳鍋が原因で太るということはありません。むしろ、ダイエット中の方におすすめな料理です。

豆乳に含まれるレシチンという成分は、悪玉コレステロールを減少させる効果があるといわれています。また、豆乳に含まれるオリゴ糖は乳酸菌の栄養となり、腸内環境の改善に役立ちます。

うれしいダイエット効果がたくさんある豆乳!ですが、大豆イソフラボンのサプリメントの摂りすぎは要注意!豆乳は適量摂取しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA