梅干しを冬に干す?真夏や冬に干す場合はここに気を付けて!

梅雨明けの良く晴れた日に梅干しを天日にさらして干すことを「土用干し」といいます。
おいしい梅干しを作るのには欠かせない作業ですが、天気の都合と仕事の休みが合うとは限りません。

「土用干しって梅雨明けじゃないとダメなの?」
「土用を過ぎてしまった!他の季節でもできる?」

丁度良い季節に予定が合わないと、そう思いますよね。


結論から言うと、梅干しを干すのは梅雨明けじゃなくてもOK!

梅干しがしっかり太陽の光に当たって乾けばいつでも大丈夫です。真夏に干す場合は、乾燥しすぎに気を付けてください。冬に干す場合は、気温によっては干しあがる前に凍ってしまいます。

夜露に当てたり、寒すぎる日に干すのはやめておきましょう。

真夏や冬に干す場合の干し方についてご紹介します。



スポンサーリンク





梅干しを干すのはいつでもOK!

梅干し作りの重要な作業である「土用干し」ですが、快晴の日が3日間続く必要がある上に、梅を竹籠に並べたりひっくり返したりと、干している間もお世話しなければなりません。

ここが梅干し作りの楽しい所だといっても、天気の都合もあれば仕事の都合もありますから、なかなか予定が合わないこともあると思います。

「都合が合わない内に土用干しに良い時期が過ぎてしまった!」
「今からでもできる?」

そんな風に不安になりますよね。「土用」干しといっても、梅干しが適切に日光にさらされて乾燥すれば良いので、「土用」にこだわらなくても問題ありません。

夏でも冬でも梅干しを干すことはできます。



梅干しを冬に干す場合の干し方

梅干しを冬に干す際に気を付けてほしいのが、「梅干しを凍らせないこと」です。一度凍ってしまった梅干しは解凍されると傷みやすくなり、長期保存には向きません。

梅干しの作り方には「夜露に当てて水分を含ませることで皮が柔らかくなる」と書いてあります。

しかし、冬に干す場合は夜露にあてたり気温が下がる夜中に外に出しておくと凍ってしまうので、夜は室内に取り込みましょう。

また、気温が低すぎる場合は日中でも凍ってしまう危険性があります。必ず、よく日の当たる、気温がプラスの場所で干すようにしましょう。

また、土用に干す場合よりも、干し上がりに時間がかかる場合があります。3日間干したからOK!と思わずに、梅の状態を見て干す日数を伸ばしましょう。



*凍った状態の梅干しもおいしい!
干している間に凍らせないようにと書きましたが、実は凍らせた梅干しもおいしいんです!

梅干しは凍らせても完全には硬くならず、アイスのように食べられます。

こちらも冬に干す場合と同様に、凍らせて解凍してしまった後は保存がききません。一度凍らせたものは凍らせたまま保存しましょう。



真夏に梅干しを干す場合の干し方

真夏に干す場合に気を付けることは「乾燥しすぎ」です。

土用に干す場合に比べて気温が高く、乾燥しやすくなっています。梅雨明けに干す作り方と同じ時間干してしまうと、干し過ぎて水分がカラカラになってしまうので、注意が必要です。


まだ1日目だから大丈夫!と思って炎天下に丸一日放置してしまうと、1日でカリカリになってしまうことも。様子をみつつ、あまりにも乾燥が早い場合は「外に干すのは夕方から翌日の午前だけ」と決めて、暑すぎる時間帯は室内に取り込んでしまうのもOKです。



*干し過ぎてしまった梅干しはリカバリーできる?
真夏に干し過ぎてしまった時は「干し過ぎてしまった場合でも柔らかい梅干しにできる?」と不安になりますよね。

そんな時は、一度梅酢に戻しましょう。ふっくらと梅酢を吸ったらもう一度、残りの日数分干します。
あまりにもカリカリになってしまった場合は、梅干しとしてではなく、干し梅として食べるのもおすすめです。



スポンサーリンク



梅干しを冬に干すのはできる?【まとめ】

「梅干しは真夏や冬に干してもできる?」という疑問にお答えしました。

梅干しは干し方にさえ気を付ければ真夏や冬に干す場合でもおいしくできます。

冬に干す場合は、梅干しが凍ってしまわないように夜中や気温が低過ぎる日を避けましょう。真夏に干す場合は乾燥しすぎに注意が必要です。

干し過ぎてしまった場合は一度梅酢に戻してから残りの日数分干すようにしましょう。干し方の注意点さえ守ればいつでも干すことはできますから、「土用を過ぎてしまったけど今からでもできる?」と不安にならなくても大丈夫です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA