和風だしとほんだしの違いは?それぞれの特徴を比較!

和食の献立に欠かせないのが和風だしですが、市販の和風だしの素を全て「ほんだし」と代名詞のように言ってしまう方も多いかも知れません。

「ほんだし」は味の素株式会社さんのロングセラー商品で、50年以上にわたって愛されています。

誰しもが味わったことのある一大ブランドですよね。

粉末だしの代名詞になるほど知名度の高いほんだしですが、他メーカーの和風だしとはどこが違うのでしょうか。


結論からいって大きな違いがあるわけではありませんが、ほんだしはかつおだしがベースで、昆布などは含まれていません。

各メーカーそれぞれに原材料や製法にこだわり、日本の食卓を支えていることには間違いありません。

この記事では、和風だしとほんだしの違いを比較し、それぞれの特徴についても詳しく紹介していきたいと思います。



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和風だしとほんだしの違いは?

※和風だしの原材料

小袋やスティック状になった粉末、または顆粒の、いわゆる「だしの素」が広く市販されています。

それらは殆どが「和風だし」といわれていますが、そもそも和風だしというのが昆布やかつお節、しいたけ、あごだしといっただしの総称です。

だしの素のパッケージを見て原材料を確認すると、その多くが「食塩、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス、昆布粉末、干ししいたけ粉末など)、糖類、たん白加水分解物/調味料(アミノ酸等)」といったようにだしとなる素材が明記されています。

だしの素材ごとにラインナップされているものもあれば、素材を合わせた和風だしとして販売されているものもあります。
中には食塩や調味料不使用のものや、調味料が多く含まれているものなど様々です。

健康に気を遣って、食塩や糖類、調味料不使用のものを選ぶ人も多いですよね。



※ほんだしの原材料

ほんだしの原材料は、「食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、酵母エキス発酵調味料/調味料(アミノ酸等)」となっています。

ほんだしは異なった素材を組み合わせた合わせだしではなく、かつおだし風味として作られていることがわかります。

ほんだしのパッケージを見ると、カツオの絵がデザインされていますよね。

かつお節の原料産地も公式サイトに明記されていて、かつお漁獲水域は太平洋またはインド洋、加工地は静岡県と鹿児島県とのことです。

原材料だけ見ても、ほんだしは「かつおだし」にこだわっていることがわかります。

市販の和風だしを使う場合は、風味原料に何を使っているかを知ることで、料理に合わせた使い方ができます。



和風だしとほんだしの使い方

※和食全般に

和風だしもほんだしも、和食全般に広く使えます。

味噌汁、煮物、炊き込みご飯、鍋といった定番の和食はもちろんですが、とにかくいろいろな食材に合います。

だし巻き玉子や茶碗蒸しなどのだし汁を使う料理には、お湯で溶くだけの粉末和風だしがとても便利です。


※和食以外にも使える

和風のメニューに限らず、炒め物やチャーハン、パスタには調味料としてそのまま加えます。

野菜やシーフードのパスタに使うとちょっと和風味になりますし、チキンコンソメなどの洋風だしと合わせてポトフや洋風おでんにすると味の相乗効果が生まれます。



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和風だしとほんだしの違いとは?【まとめ】

和風だしはかつお節や昆布、しいたけや煮干し、あごだし等の風味素材を使っただしの総称です。

和風だしをひとまとめに「ほんだし」と言ってしまうこともありますが、それだけほんだしのブランドが日常に浸透しているということですよね。

ほんだしは50年以上のロングセラーですが、一般的な和風だしとの違いは「かつおだしベース」であることです。昆布やしいたけ、煮干しなどの素材は入っていません。

かつおだしで料理を作りたい時にはほんだし、いろいろな風味素材を組み合わせただしを使いたい時には市販の和風だしを使い分けると良いですね。

原料素材の違いはありますが、だしの特徴を知っておくことで料理の楽しみが広がりますね。


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