湯豆腐を電子レンジで作ると爆発する?原因を知って対策しよう!

湯豆腐はお鍋に水と昆布を入れてゆっくりお出汁を取り、食べやすい大きさに切ったお豆腐をそっと入れて温めて食べますが、ちゃんと作るとそれなりに手間はかかります。

時間がない時など、電子レンジで作れたら楽ですよね。

実は湯豆腐を電子レンジで作ることは可能です。


しかし、電子レンジに入れる容器や水の量などが爆発の原因にもなるので注意が必要です。

また、加熱し過ぎも爆発の誘因となることがあります。

この記事では、湯豆腐を電子レンジで簡単に作る方法とあわせて、爆発してしまう原因と対策方法についても紹介していきたいと思います。



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湯豆腐を電子レンジで作る方法は?

湯豆腐を耐熱容器に入れて加熱することで、電子レンジ調理が可能です。

鍋にお湯を沸かして、ダシを取り、お豆腐が崩れないようにそっと入れるのは意外に大変ですし、一人分だったら尚更レンジで完結させたいものですよね。

電子レンジで湯豆腐を作る方法が次の通りです。


①深さのある耐熱容器に豆腐を入れる
②豆腐がしっかり浸かる量の水を入れる
③ラップをふんわりかけてレンジに入れ、500Wで3分目安加熱する


上記の方法を守れば、爆発することもなく安全に湯豆腐が作れます。

この工程には爆発による失敗を回避する方法が隠れているので、次の項で詳しく触れていきますね。



湯豆腐が電子レンジ調理で爆発する原因と注意点

※豆腐は水分が多い

豆腐は水分の多い食品です。揚げ出し豆腐などを作る時にしっかりと水切りが必要なのはそのためです。

電子レンジはマイクロウェーブ(電磁波)によって食品内部に含まれる水の分子を振動させることによって加熱する仕組みです。

豆腐の中の水分が加熱されると水蒸気が発生し、上記の圧力によって爆発のリスクが出てきます。
そのため、加熱条件に気を配る必要があります。



※容器が浅い&水が足りない

豆腐を入れる容器が浅かったり、豆腐を浸ける水の量が足りなかったりすると、豆腐に急激に熱が伝わりやすくなるため爆発の原因となります。

深さのある容器に十分な水を入れることによって、豆腐に熱を伝えるためのワンクッションになる働きをするため、爆発の危険性を少なくすることに繋がります。

また、ラップをふんわりかけることも大切なポイントです。

しっかりとラップをかけると水蒸気の圧力が逃げ道をなくしてしまうため、この点も爆発の原因になります。



※加熱のし過ぎ

加熱時間が長すぎることも爆発の原因になります。

ホットミルクなどの飲み物も電子レンジで温められるのになぜ湯豆腐だけ注意しないといけないの?と疑問が生じるかもしれません。

液体を急に加熱すると「突沸(とっぷつ)」という現象が発生します(理科の実験で聞いたことがある言葉ですね)。

電子レンジに飲み物の自動メニューがあることが多いのはそのためで、液体は「温めることはOKでも温め過ぎは危険」であることを覚えておくことが大切です。

目安は500Wで3分程度ですが、温め過ぎたと感じた時はすぐにレンジの扉を開けず、冷めてからゆっくり開けましょう。



パックのままでも湯豆腐は作れる?

パックから出すと崩れやすいし、パックのままで湯豆腐に出来ないかな……と思う方もいるかもしれません。

残念ながら、パックごと電子レンジに入れると爆発しますので出来ません。

ただし、充填豆腐(パックに水や隙間がなくみっちり詰められている豆腐)なら、鍋でパックごと温めることが出来ます。

鍋にお湯を沸かし、充填豆腐をパックごと入れて5分ほど温めるだけで、煮崩れすることもなく温かい湯豆腐が出来上がります。

パッケージに「そのまま熱湯に浸けない」と記載してある場合は避けましょう。



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湯豆腐を電子レンジ調理で爆発する?【まとめ】

湯豆腐を鍋で作ると煮崩れが心配、という方も多いかもしれません。

煮崩れ対策の他にも、電子レンジで湯豆腐が作れたら時短にもなるし、洗い物も少なく済みそうですよね。

実は湯豆腐を電子レンジで作るのは可能で、正しい方法で作れば爆発のリスクも防げます。

大切なのは、深さのある容器に十分な水を入れて、加熱し過ぎないことです。

ラップをしっかりかけたいところですが、ふんわりかけることで上記の逃げ道も作れるのでより安心ですよ。

ちなみに、充填豆腐に関してはパックのまま熱湯で温めることも可能なので、煮崩れ対策や時短に是非役立ててみてくださいね。

湯豆腐を簡単に美味しく、そして安全に作るヒントとなれば幸いです。


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