雑炊に使うお米は洗うべき?洗う理由と洗い方についても解説!

雑炊に使うお米は、水洗いした方がいいと聞きます。

お鍋の〆に雑炊にする場合などは、冷蔵庫の冷やご飯を使うことが多いですが、水洗いするのは正直面倒に感じてしまいます。

実はお米を洗うかどうかで、雑炊の仕上がりが全然違ってきます。


ご飯の表面にはぬめりがあるので、ぬめりを洗い落とすことでサラサラとした口当たりになりますが、洗わないとおじやの様にとろとろになります。

もちろん、好みによってどちらも正解だと私は思いますが、お鍋の出汁の味によっては洗った方がいい場合もあります。

この記事では、なぜ雑炊のお米を洗った方がいいとされるのか、また正しい洗い方についても紹介していきたいと思います。



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雑炊のお米を洗う理由

※サラサラとした食感になる

お米の品種にもよりますが、炊いたご飯は粘りがあり、もちもちとした食感になりますよね。

その粘りともちもち感が煮ることによって「ぬめり」として感じてしまいます。

そのため、ご飯を水洗いすることによって表面のぬめりを落とし、くっついていたお米の粒同士を離します。

そのため、煮た時にぬめりがなく、お茶漬けのようなサラサラとした食感の雑炊になります。

※お米に出汁がしみやすくなる

お米の表面にぬめりの膜が張っている状態なので、洗わずそのまま煮ると出汁の味がしみこみにくくなります。

そのためにお米を洗い、表面のぬめりを洗い落として出汁をしみこみやすくする利点もあります。
※洗わないとどうなる?
それでも、せっかく鍋の〆に入る時に「洗う」というひと手間を加えるのは面倒くさい!という方もいるかと思います。私もそうです。

結論から言うと、お米を洗わなくても美味しい雑炊は出来ます。

お米のぬめりがそのまま出汁に溶け出し、米粒の形が崩れるので、食感はおじやの様にとろとろになります。

おじや状の雑炊ももちろん美味しいですよ。

キムチチゲなど濃厚で辛さのあるお鍋や、チーズや卵でとじる場合はもっちり、とろとろの雑炊がぴったりです。

寄せ鍋など、具材の出汁が溶け出した上品なお汁の味を損ないたくない場合は、お米を洗うことでさっぱり、サラサラとした雑炊が楽しめますので、お鍋の種類や好みによって試してみて下さいね。

お鍋の〆でなくても、体調が悪くて雑炊を作る時なども、ご飯を洗わずにとろとろのおじやにすると胃腸にもやさしいですよ。



雑炊に入れるお米の洗い方とコツ

※ボウルとザルを重ね、短時間で

雑炊に入れるお米を洗う時、長時間洗う必要はありません・
ボウルとザルを重ねて、ザルに冷やご飯を入れます。

水でさっと全体を研ぐように洗い、ボウルの水が白く濁ってきたら、それが「ぬめり」です。

ぬめりが溶け出した水を捨てて、ザルに入れたご飯の水を切ったら完了です。

あまり長時間洗うとお米の粒が崩れやすくなるので、短時間でサッと洗いましょう。



※煮る直前に洗う

冷やご飯を洗うのは、雑炊を作る直前にしましょう。

面倒だからとあらかじめ洗ってそのまま置いてしまうと、お米がふやけて食感が落ちてしまいます。
また、寒い時はお湯で洗いたいところですが、お湯だと米粒が崩れやすくなるので水で洗いましょう。




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雑炊の米を洗う理由とは?【まとめ】

雑炊に使うお米は洗った方がいいと聞きますが、それには理由がありました。

ご飯の表面の「ぬめり」を落とすことで米粒がパラパラになり、出汁で煮た時に粒が感じられてサラサラした上品な食感になります。

それでは洗わないとだめなの?という疑問も出てしまいますが、お米を洗わないとぬめりが溶け出して米粒が崩れやすくなり、おじや状にとろとろになります。

個人的には、キムチ鍋など濃厚なスープの時や、チーズや卵でとじる時はとろとろ食感の雑炊も好きです。

お魚ベースの寄せ鍋など、出汁の上品な味を生かしたい時はお米を洗うことをおすすめします。
お出汁の種類や個人の好みによって洗う、洗わないを使い分けるのも良いと思います。

最後になりますが、お米を洗う時はサッと短時間でぬめりを取り、洗ったらすぐに使いましょう。

お鍋の美味しい時期になり、〆の雑炊を作る機会も多いと思いますので、参考になれば幸いです。

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