クッキーの生焼けを食べてしまった時の対処法と焼き直し方法!

クッキーを作る時、生焼けになってしまった経験はありませんか?

一般的な固焼きクッキーの場合は、サクッとした食感なので、明らかに生地がしっとりしていたり、焼き色がついていない場合は、生焼けの可能性があるので分かりやすいのですが、ソフトクッキーの場合は、柔らかい食感が特徴で、焼き色があまりついていないものも多いので、生焼けかの判断がとても難しいのです。


プレゼントとして作ることも多いお菓子ですので、食べてしまってお腹を壊してしまったら大変です!

そうならないために、クッキーが生焼けになる原因、見分け方、生焼けのクッキーを食べてしまい、あたってしまった時の対処法、生焼けになったクッキーの焼き直し方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。



スポンサーリンク




クッキーが生焼けになる原因

クッキーはお菓子作りの定番で比較的失敗しにくい部類ですが、それでもいくつかの理由で生焼けになったり失敗することもあります。

それはどんな原因があるのでしょうか。早速みていきましょう。

※オーブンの予熱温度が低い

クッキーを焼く時はオーブンの予熱が必須です。予熱を怠ってしまうと、最初の5分くらいは焼いていないのとほぼ同じことなので、当然生焼けになってしまいます。

予熱が完了してクッキーを入れる際には、オーブンの中の温度は10~20度程下がりますから、予熱は実際に焼く時の温度より20度高めに設定し、焼成は20度下げて焼くと上手に焼くことができます。

予熱の温度は190~200度位の高温に、焼成の温度は、170~180度のオーブンで10~15分が目安になります。あくまで目安ですからご自宅のオーブンの性能で確認しましょう。


※レシピの分量を無視している

材料を入れてボウルの中で記事を捏ねていると、なんだか粉っぽくボソボソしていて不安になり、バターや卵を足したくなってしまいます。それは、コネが足りないだけなので、しっかり時間をかけて捏ねれば大丈夫です。

でも、ここで卵や牛乳、バターなどを追加して自身の判断で分量を変えてしまうと生焼けになる可能性が高くなってしまいます。レシピによっては、1g違うだけで失敗してしまうものもあるので、必ずレシピ通りの分量で作りましょう。


生地が厚すぎる

生地が厚くなれば焼く時に必要な温度は当然高くなり、中まで火が通るまでの時間も長くなります。焼成前の一般的なクッキー生地の厚さは5~8mmが目安です。

少し薄いと感じても、焼くと膨らみますので大丈夫です。麺棒などを使って、できるだけ均等な厚さになるように伸ばしましょう。


クッキーが生焼けかどうかの見分け方

焼き上がったクッキーを見て、どうもまだ焼けてないきがすると思った時に確認方法が3つあります。どんな方法があるのでしょうか、早速見てみましょう。


※冷ましてから半分に割ってみる

焼き立てのクッキーはとても柔らかくてしっとりしているため、食べても生焼けなのかの判断がしづらい状態のため、常温くらいまで冷ましてから半分に割ってみます。

パリッと割ることができればちゃんと焼けています。生焼けの場合は真ん中あたりがふにゃふにゃしているのですぐ分かります。


匂いで判断する

これはどんな食材にも通用する確認方法ですが、クッキーに関しては、においを嗅いでみて生卵の匂いや小麦粉の匂いがしたら生焼けと判断できます。

しっかりと焼けているクッキーの場合は、香ばしいクッキーのいい香りがします。生焼けの場合、クッキーの香ばしい匂いが全くしないので匂いを嗅げばすぐに分かるでしょう


※色で判断する

クッキーは生地が薄いため、表面だけでなく裏面もキレイな焼き色がついていれば、生地が厚いクッキーを除いて基本的に中まで火が通っています。生焼けの心配がある時は、表面の焼き色だけでなく裏面の焼き色も確認しましょう。

この3つの確認をすれば、生焼けかどうかが分かるので、ぜひ参考にしてみて下さい。


クッキーの生焼けを食べてしまった!どうなる?

クッキーが生焼けしていることに気付かずに食べてしまうと食中毒になる可能性があるため注意が必要です。

生焼けのクッキーを食べてしまったら、身体にどんな症状が出てくるのでしょうか。

※激しい腹痛・吐き気・下痢

食中毒にある原因は、クッキーの主な原料の小麦粉に含まれるでんぷんの性質が関係しているようです。

小麦粉は生のままでは消化しにくく、加熱すると消化しやすい形に変化します。

生焼けのクッキーを食べると、吐き気や嘔吐、ひどい腹痛や下痢などの症状を起こすこともあるため注意が必要です。

少量ならば多少腸を刺激されるだけで済みますが、気が付かずに食べ過ぎてしまうと腸への刺激が強くなり上記のような症状が出る可能性が高くなります。


※症状が起きるまでの時間

生焼けのクッキーを食べた際の腹痛などの症状が起こるかは食べた量や人によって異なりますが、もしも生焼けのクッキーで食中毒を起こした場合は、30分~6時間ほどで症状が現れることが多いです。


※小麦粉アレルギーにも注意

生食による消化不良だけでなく、小麦粉アレルギーの疑いもありますから、ここにも非常に注意が必要です。

小麦粉アレルギーの場合、腹痛や下痢、かゆみ、じんましん、呼吸困難などの症状が出たときは小麦粉アレルギーの可能性があります。

ごくまれに生の小麦粉に食中毒菌が付着していて、生焼けの生地を食べると食中毒を起こす場合もあります。

手作りクッキーを安心して食べるにはきちんと火を通すこと、そして材料に賞味期限の切れていないものがあるかしっかり確認しましょう。


あたってしまった時の対処法

生焼けのクッキーを食べたあと、腹痛や下痢、嘔吐などの症状が能われた場合、または食中毒と疑われる場合は、まず吐いたものが喉に詰まる危険があるため、横向きに寝かせるようにしてください。

嘔吐や下痢による脱水症状を防ぐために水分(少し温かいお湯)を摂りましょう。吐き気がある場合は、スプーン一杯の湯冷ましから。吐き気がおさまってきたら、少しずつスポーツドリンクや経口飲料水、リンゴジュースなどを摂ります。

水分も摂れるようになり落ち着いてきたら、少しずつ温かい食事をとりましょう。嘔吐や下痢で体力を消耗し、胃腸も弱っているため、できる限り消化のよいもの、栄養価の高いもの(うどん、おかゆ、野菜スープなど)を選びましょう。

プレゼントしたお相手がこのようなことにならないためにも、クッキーが生焼けかどうかの見分け方を覚えておきましょう。


生焼けになったクッキーは焼き直し出来る?

生焼けになってしまったクッキー、せっかく作ったのに失敗してしまったと処分してしまうのはもったいないですよね。生焼けになったクッキーは焼き直すことができます。
焼き直しの方法は3つあります。ご紹介しましょう。


※電子レンジで焼き直しする方法
電子レンジを使う焼き直しの方法はとても簡単です。皿に生焼けのクッキーを並べ、600Wで20秒ずつ加熱します。

クッキーの様子を見ながら加熱時間を調整しましょう。電子レンジで焼き直しをする場合、焼き色をつけることができないので、焼き色を付けたい時は他の方法を参考にしてみて下さいね。


※オーブンで焼き直しする方法
まず、クッキーも鉄板も冷めた状態でオーブンに再度入れてもうまく焼けないので、 しっかりと余熱をしましょう。
1回目のクッキーを焼く際の予熱の温度は、焼成温度の20度をプラスした190~200度。予熱が完了したら20度下げて、170~180度で10~15分焼くのが基本的な焼成の目安です。

生焼けを焼き直しをする場合は、1回目に焼いた時よりも低い温度で焼きます。少し低めの温度の140~150度で10分程が目安です。予熱は焼成の温度プラス20度ですから160~170度になります。同じ予熱と焼成温度で焼き直すとクッキーが焦げてしまうので、ゆっくりと焼き直しましょう。

5分程度ずつ様子を見るようにし、この時オーブンのふたを何度も開け閉めしてしまうとせっかくの熱が逃げてしまいますから、オーブンの扉を開けずに窓から覗くようにしましょう。

※トースターで焼き直しする方法
クッキーが生焼けで失敗したらかといって、また余熱をして焼き直すのは面倒臭いという人には、トースターを利用すると短時間で焼き直しすることが可能です。

トースターは火力はあるので、数分で焦げてしまうので注意が必要です。焼き直しをしている時に焦げそうになったら、生地の上にアルミホイルを乗せて様子を見ましょう。




スポンサーリンク




クッキーの生焼けを食べてしまった場合の対処法【まとめ】

いかがでしたか。クッキーが生焼けになる原因、生焼けかどうかの見分け方、生焼けのクッキーを食べたらどうなるか、あたってしまった時の対処法、生焼けになったクッキーは焼き直しの方法などをご紹介しました。

焼きたてのクッキーは柔らかめなので、クッキー作りに慣れない人は判断が難しいかもしれないですね。

クッキーがちゃんと焼けている時は香ばしいクッキーの良い匂いが部屋中に広がります。

全くその匂いがしなかったら、焼き上がってから上記の「生焼けがどうかの見分け方」を参考になさってください。

失敗したって焼き直せばいいんです、何度も繰り返してコツを掴んでみましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA