あまおうはなぜすっぱいのか?すっぱい理由とその対策を解説!

甘いだけでなく、甘酸っぱさ、豊潤な香りが特徴のいちご。春先になるといろんな品種が出回ります。

栃木県が主ないちごの産地で、とちおとめ、最近ではスカイベリーなどもよく見かけるようになりました。

関東に住んでいる私も、とちおとめはなじみがあり、大好きです。

一方、福岡県などが産地のあまおうも、有名です。あまおう、実は私は食べたことがないのですが、大粒で甘く、こちらも人気のある品種として知られています。


そんなあまおう、食べてみたら、「あれ、すっぱい」と感じる人もいるようです。

せっかく買ったのに、酸っぱかったらショックが大きいことでしょう。

あまおうはなぜすっぱい場合があるのでしょうか?すっぱいあまおうを甘くする対策はあるのでしょうか?今回はその理由と対策をご紹介します。



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あまおうとはどんな品種のいちごなのか?

あまおうは、冒頭でも述べた通り、福岡県が主な産地のいちごの品種です。


「あまおう」というくらいですので、漢字で「甘王」と書き、甘いいちごの王様と思いがちの人もいるようですが、名前の由来は実際は違うようです。

「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとってあまおうと名づけられたそうです。

糖度が大体12度前後で、たしかに果物の中では甘い部類に入りますが、他の品種のいちごも大体10〜11度くらいなので、他と比べて大きく甘さが違うというわけではないです。

甘いいちごの王様というほどでもなく、他の苺並みに普通に甘く食べられるといった感じです。

その分、粒は大きめで、まるみを帯びているのも特徴的です。大きい分、一粒あたりの食べがいがあります。

基本的にあまおうは甘みだけでなく、程よい酸味もあるので甘酸っぱい感じで食べることができます。 少し酸味が多めのものはすっぱいと感じてしまうこともあるでしょう。



あまおうがすっぱいいくつかの理由と簡単な対策

あまおうがすっぱいと感じてしまう原因は以下の原因が大半でしょう。


※旬の時期ではない
※気候がよくなかったから
※長時間の水洗い
※いちごの先端の方から食べてしまうから


最初の3つが主な原因で、最後の原因は、いちご自体の問題というよりかは、食べ方の問題なのでまた別ではありますが。

1つ目の原因は、旬の時期ではないことです。いちごは早い時期だと12月から、来年の5月まで出ています。

4月後半から5月くらいのものになるとほとんど終わりに近いので、この時期になると、もうすっぱいだけで、甘さどころか味すらほとんどないようないちごになってしまいます。

価格は安くなりお得感はありますが、おいしいいちごを食べるのは難しくなるので、3月〜4月前半くらいに出回るいちごを買う方がいいです。

2つ目の原因は、気候不順です。

旬の時期でも年によって甘くなるいちごとそうでないいちごがあります。

ハウスで栽培されるいちごが多いですが、気温がある程度高くならないと甘いいちごができにくくなります。春先になってもなかなか気温があがらない季節はなかなか厳しくなります。

この2つがほとんどの理由でしょう。旬、気候不順がおもな理由です。

3つ目以降はどちらかというと、食べる側が気をつけるような感じになります。それは、いちごの洗いすぎです。

いちごを水に長時間つけたり、長めに洗ったりすると実は、いちごの甘味成分が流れ出てしまうこともあります。

安全においしく食べるためにいちごをしっかり洗うことは大切ですが、長時間水につけずに、30秒くらいで全体をさらっと洗い流すようにして下さい。そうすれば、甘味をキープしていただくことができます。

最後の理由は、いちごの食べ方の問題になりますが、みなさんはいちごはヘタの方からたべますか?それとも先端の方から食べますか?

実は、いちごは、ヘタ側よりも先端側の方が赤く、甘味が行き届いて一番甘いのです!!ヘタの方は赤みが少なく、白い部分が多いですものね。

先端側から食べてしまうと、最初は甘く感じますが、後からヘタ側が来るのでなおさらすっぱく感じてしまいます。

ヘタ側から食べれば、多少酸っぱいイチゴでも、後から甘い先端側がくるので、相対的にいちごが甘く感じることができるようになります!



甘くないあまおうをおいしく食べるレシピ

それでもどうしても甘くない場合は、簡単に調理していただくのもアリかと思います。調理してたべるには以下の方法がいいです。

※砂糖漬けにしてみる
※ジャムにする
※サラダにいれてみる

砂糖漬けにするやり方は、甘さを強化しつつ新鮮さも保ちたい方向けです。

いちごを半分に切り、そこに少量の砂糖をかけ冷蔵庫で保存します。

いちごにまんべんなく砂糖がかかるようにして下さい。

一晩すれば、砂糖の甘さがいちごにしみて少し甘くなっています。

新鮮さはなくなりますが、確実に甘くおいしく食べる方法として、いちごのジャムにする方法もあります。

パンに塗るのも、ヨーグルトに入れて食べるなど用途は広くなりますね。

意外に思われるかもしれませんが、サラダに入れるのもいいです。

おすすめは、レタスやトマトが入った普通のサラダに1種類加える感じでもいいですし、コールスローサラダやシーザーサラダなど、葉物野菜が入ったサラダだと相性がいいです。

あまおうが甘くなくても、フレッシュな感じで食べられるだけでもいいという方にはおすすめかもしれません。すっぱさとみずみずしさがあるので、サラダのトマトを食べている感じと似ています。

もちろん、普通に甘いいちごでもおいしくいただくことができます。とちおとめで私も試したことがありますが、甘さとドレッシングのすっぱさの相性がいいです。

ドレッシングも割とどのやつでも相性がいいです。私は中華風ドレッシングや青じそのドレッシングでもおいしくいただくことができました。

みなさんも是非お試し下さい。



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あまおうがすっぱい理由は?【まとめ】

基本的にあまおうは、他のいちごと同様、甘さだけでなく、すっぱさもはいったバランスのよいいちごといえます。


あまおうがあまくない原因は大体、旬でないか、気候不順です。できるだけ旬のものを選ぶようにすれば、甘いいちごに出会う確率も上がります。


甘くなくても、食べ方の工夫次第で、いちごをできるだけおいしく甘い状態でいただくことができます。

砂糖漬けにするのは一番簡単な方法ですが、新鮮さを優先したい方もいるので、サラダなどにして野菜感覚で食べるのもアリです。


皆さんも今回の記事を参考においしくあまおうをおいしく食べてみてください。

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