柿は胃に悪いの?腹痛の原因と対処法を解説!

柿を食べてお腹が痛くなった経験はありますか?

昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養価の高い果物ですが、実は食べすぎる事である症状を引き起こす可能性があったのです。

では何が良くないのか、食べすぎるとどうなるのか、そもそもお腹に良くない原因は何なのか。
それを今から解説したいと思います。


秋になるとついつい柿を食べすぎてしまう…そんな方はちょっと注意が必要かもしれません。
是非最後まで読んでみて下さいね!




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柿が胃に悪いとされるのは何故か?

栄養価の高い柿は、味も良くついつい多めに食べてしまいがちですが、食べ過ぎは良くありません。
胃に悪いとされている理由を解説してみます。

柿にはタンニンとペクチンという成分が含まれています。

あまり聞き馴染みがないかもしれませんね。

タンニンとは抗酸化性、抗菌性の作用を持つ栄養素で、生活習慣病や老化の予防が期待されています。
一方のペクチンはコレステロール値を下げる作用があります。

聞いてみると身体にとって良い栄養素のようですが、実は摂取しすぎると胃に悪い影響も。

これら二つの栄養素は、過度な摂取をする事で腹痛や下痢の原因となってしまう、と言われています。
また、タンニンを多く含む柿は「胃石」が出来やすいとも考えられています。

胃石とは文字通り胃の中に石のような塊が出来る症状で、吐き気や腹痛を引き起こす厄介なものです。

この事から、柿の食べすぎは胃に悪いのではないか?と言われるようになりました。

胃石ってどんなもの?

柿の美味しい10~12月によく発生すると言われています。

原因はもちろん柿のシーズンになった事で、食べ過ぎる人が増える為です。
そもそも胃石自体にあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、名前からして胃に悪いイメージがありますよね。

簡単に言うと柿の繊維が塊になったものです。

そんな胃石は、空腹時に食べると更に出来やすくなると言われています。

大きさは概ね10cm未満で、小さいものからちょっと大きいものまで様々です。

石と言われている事から分かるようにとても硬いです。

なので、小さくても胃の粘膜を傷つけてしまう事があります

サイズ的には比較的小さいものが多く、通常であれば自然に出てくる事が多いのですが、出てこない場合は病院で処置をしなければならない事も。

柿を食べてお腹が痛いと感じたら、病院に行った方が良いでしょう。

ここで重要な補足ですが、毎日大量に食べる事で必ず胃石が出来る訳でもありません。

あくまで個人差がありますし、そういう可能性がある、という事を意識して頂けたらと思います。

ちなみに柿胃石にはコーラが良い、という話もあります(他にも、強めの炭酸水等)。

良い理由として、強い炭酸で胃石が溶けていくから、と言われています。

ただ、柿を食べてお腹が痛くなったからコーラを飲むというのは適切ではありません。

すぐ溶ける訳でもないですし、しっかり原因を究明してから処置する必要があります。
個人での判断で治療しようとする事はやめておきましょう!

柿が胃に悪いのではなく食べすぎが良くないだけ

胃石の話を聞くと、胃に悪いイメージが強いかもしれませんが、決してそうではありません。

身体に良い栄養素も多いので、デメリットよりメリットの方が大きいのです。

食べ過ぎなければ大丈夫です。

多くても一日に二個までとし、毎日は避けましょう。

ちなみに、生柿と干し柿では若干栄養素に変化があるものの、胃石の出来やすさに違いはありません。
生柿二個、干し柿二個では食べ過ぎになってしまいますのでご注意を。






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柿は、胃に悪いの?【まとめ】

柿はことわざになるほど栄養価に優れた果物で、適切に摂取出来れば日々の健康維持に大いに役立ってくれます。

しかし、柿に限った話ではありませんが、何事も食べ過ぎは良くないものです。

実際には胃石はそれほど多くない病気です。

食べ過ぎると必ず出来るものでもありませんし、必要以上に恐れる事もないでしょう。

ただ、食べ過ぎるとお腹が痛くなったり、調子を崩してしまうかも…

そういう可能性がある、という事は意識しておいた方が良いかもしれませんね。

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