柿の中に黒い部分を発見!この部分は食べられるのか?

柿を食べようとしたとき、中が黒いごまのような点々をよく見かけるだろうか?あるいは、柿の皮にちょっと凹んだ黒い斑点をみたりしないだろうか?

黒い部分があるとどうしても腐っているような気がして、食べるの躊躇してしまうと思います。


ちなみに、柿を切ってみて黒いごまがぎっしり詰まっていたらそれは、甘い柿である証拠です!腐っているのではなく、むしろ食べごろで美味しく頂ける柿なのです。

今回は、柿の中や表面に黒い部分を発見した場合、食べていいかどうか解説していきます。



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柿を切ってみたら黒いごまが!このごまの正体とは?

冒頭でも紹介した通り、柿の黒いごまは甘くておいしい柿である証拠です!

この黒いごまの成分は、不溶性タンニンと呼ばれています。

渋柿の渋みの原因はタンニンで、成長とともに甘柿になる際に、このタンニンが化学変化をおこし、渋みの成分ではない不溶性タンニンへと変わるからなのです。

不溶性タンニンが黒いごまの状態で残るので、このごまがあれば甘い柿である証拠になるのです。

もちろん、このごまが少ないよりも多い方がより甘い柿になっていると言えます。ごまが少ない状態ではまだ成長途中の可能性があります。



柿の皮やヘタも黒い!この場合は食べられるのか?

中のゴマ以外にも、皮やヘタが黒い場合を見かけますよね。そんな場合は食べられるのか解説していきます。特に以下のような場合です。

*柿の表面の皮に黒いシミがついている
*ヘタをめくると黒い


表面の皮にそれほど大きくはないものの、黒い斑点やシミのようなものがついているのをよく見かけると思います。

原因は色々考えられて、温度や湿度による影響、あるいは虫食いなどが考えられます。
基本的には皮をむいてしまうので問題ありません。皮をむく際に一緒にとり除けるし、
柿の実に付着していれば、嫌なら切り落としてしまえばいいです。

ヘタをめくり返してみると、ヘタと実の間の部分が真っ黒になっている場合もあると思います。

これもその黒い部分を削ぎ落せば普通に食べることができます。これは柿の生理障害の一種「へたすき」に関連しています。

ただしへたすきがある部分から徐々に痛み始めてしまうので、できるだけ早めに食べるようにした方がいいです。

ただし柿の黒い斑点部分がぶよぶよしている、変な液体がでている、または中を切ってみたら黒ずんでぐちゃぐちゃしている、こんな場合は食べるのをやめましょう。

ぐちゃぐちゃや液漏れは、その部分が腐っている可能性があります。もしかしたら全体的に腐れかけの状態に入っているので、食べるのを避けたほうがいいです。

変色やへんなにおいなども感じたら、腐りかけの状態かもしれないので、食べるのは控えたほうがいいかもしれません。



柿自体が真っ黒な柿もある!

実は、世の中には、柿の皮がとても真っ黒な柿も存在するのです!これは「黒実柿」という品種で表面はオレンジ色の部分がなく、本当に真っ黒なのです!

ですが中を切ってみると普通にオレンジ色をしていて、そのまま食べることができます。甘さが普通の柿に比べるととても強いのも特徴です。

普通の柿にくらべると値段も少々高く、数量もそこまで多く置いてあるわけではありません。

さらに「名人の黒柿」という見た目はオレンジ色の柿ですが、中を切ると普通の柿以上にごまが詰まっているものもあります。

芯以外は本当にぎっしり黒いごまが隙間なくつまっているので、最初見た人はびっくりするかもしれませんね。しゃきしゃき感や甘さも普通の柿に比べて強めです。

両者ともみかけるのは少ないとは思いますが、もし売っているのを見かけたら、ためしに買って食べてみるのもいいかもしれません。



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柿の黒い部分は食べられる?【まとめ】

「柿の中身がごまで黒い!」「表面に黒い斑点が」
このようなものを見かけたら食べていいか気になってしまいますよね。

中の黒いごまは甘い柿の証拠ですので、黒いごまを見かけたら多いに喜んで下さい!より多くのゴマがある柿に出会えるといいです。

そして、表面の黒い斑点やヘタの黒さがあっても、とり除いてしまえば問題はありません。腐れかけの状態にだけ気をつけるようにしましょう。

さらに、柿の黒い部分に関連して、「黒実柿」や「名人の黒柿」など普段見ないような柿についても紹介しました。雑学や話のネタとして知っておくといいかもしれません。

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