みかんを冷蔵庫に入れておくと甘くなるのか?みかんを長期保存する方法についても解説

冬の時期になると食べたくなるみかん。こたつで温まりながら食べるみかんは本当に美味しいものです。


できれば甘い状態で食べたいものですよね。常温で保存するのが一般的ですが、冷蔵庫に入れればもっと甘くなるのでしょうか?



結論からいくと、冷蔵庫で冷やすと逆に甘さが減少してしまうのであまりおすすめはしません!温かい地域や季節は別ですが、常温で保存した方が普通に甘く食べられます。


甘い状態を保ちながらみかんを美味しく食べるためには冷蔵保存でも常温保存でも大事なポイントがあります。今回は、みかんを美味しく保存するポイントについて解説していきます。



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なぜみかんは冷蔵庫保存が向かないのか?

なぜ、みかんが冷蔵保存に向かないのかを簡単に解説していきます。


それはみかんに含まれるクエン酸と呼吸の関係にあります。みかんは収穫後も人間と同じように呼吸をしています。


呼吸でクエン酸を消費するのですが、冷蔵庫に保存してしまうと呼吸機能が低下してしまうため、クエン酸を消費することなく残ってしまうことがあります


クエン酸はご存じの通り、酸っぱい味のもとになっているため、甘くない酸っぱいみかんになりやすくなります。冷蔵保存に向かないのはそのような理由があります。

一般的には常温が向いていますが、どうしても暑い地域だったり、冬でも暖冬のシーズンであれば、常温だと腐りやすくなります。そんなときは冷蔵庫保存の方がいい場合もあります。


呼吸によるクエン酸の消費量は保存する気温に影響されます。甘い状態でおいしくみかんを食べたい場合は、あまり冷やしすぎるのもよくありません。


甘い状態で食べたいなら、大体5℃〜10℃くらいがみかんの保存にはベストです。ちなみに3〜4℃設定されている冷蔵庫なら1℃や2℃高めの野菜室に保存するのがベストでしょう。

冷蔵保存なら約3週間ほどもちます。みかんの時期に室温が5℃〜10℃になる地域は常温で保存可能ですが、それよりあたたかい地域は冷蔵庫保存が向いています。




常温保存でよりみかんを長持ちする方法とは?

常温で保存できるなら、できるだけ甘さをキープして長期保管できるのがいいですね。そのためにはいくつか気を配っていただきたいポイントがあります。

※湿気を防ぐ
※風通しの良い場所に置く

この2点さえ守れば、おいしい状態でみかんを常温保存することができます!そこまで手間もかからず、方法も簡単です。


最長で2週間〜3週間の保存が効きます。特に湿気から実を守るのは重要で、みかんが腐りやすくなるのを防ぐことができます。


みかんの段ボールなら、台所に置く方も多いと思いますが、湿気の少ない箇所に保存するのがベストです。


家の中なら出来れば、押し入れの暗い場所や玄関の少し空いたスペースがベストかなと思います。

風通しがよいとさらに、保存がききます。たけでできたバスケットや網になっている籠など、隙間があいた入れ物にみかんをいれておくとよいです。下に新聞紙なんかをすくと、湿気を吸い取ってくれてよりよいです。




みかんの保存方法その2 冷凍保存

冷凍保存にしてしまうのも長期保存するのに向いています。こちらは最長1か月もつことが可能で一番長期で保存ができます。

冷凍保存には、皮をむいてから冷凍するやり方とむかず皮ごとそのまま冷凍するやり方があります。

別にどっちがいいというのは無いんですが、どちらにしても必ず、乾燥させないようにするのがポイントです。

皮をむいてから冷凍する場合は、しっかりラップでまいて乾燥を防いでから冷凍してください。皮をむかずそのまま冷凍する場合は、みかんのまわりに水をかけてから冷凍するといいです。


みかんがしわしわになったり、水分が蒸発するのを防ぐことができます。


美味しく食べるには、食べる30分くらい前に冷凍庫から出しておくと、皮もむきやすいですし、柔らかく食べやすくなっています。


長期で美味しさや甘さをキープした状態で食べるなら、冷凍もおすすめです。



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みかんは冷蔵庫に入れると甘くなるの?【まとめ】

みかんの保存には、温度が命といった感じです。冷蔵庫で保存する場合、5℃〜10℃を目安にするといいです。


常温保存する場合でも、保存管理がしっかりしていれば、カビなどを生やさず、長持ちします。カビが生えているのを見かけたら、すぐにそのみかんは除去して下さいね。


今回の記事を参考に、是非実践してみて、みかんをおいしく食べられるようになればと思います。

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