しいたけからすっぱい臭いがすると腐ってる?加熱したら食べられる?

しいたけを取り出した時や調理している時に『なんかすっぱい臭いがする』と感じたことはありますか?

実はしいたけのすっぱいにおいは、しいたけが腐っていることを告げる警告となり、そのまま調理に使ってはいけません!


すっぱいにおいがするということは腐ってる?加熱すれば食べられる?と疑問が次々に浮かんできたかと思います。

そこで、しいたけのすっぱいにおいの原因と、他の腐っているかが分かるポイント、加熱したら食べられるのかについての答えをこれから解説していきます。



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しいたけからすっぱい臭いがするのはなぜ?

しいたけからすっぱい臭いがする理由は、しいたけに付着し成長するカビ菌が原因となるからです。

それはトリコデルマというカビ菌が中心で、トリコデルマはしいたけに限らずきのこ全般に生え、きのこを腐らせる有害なものとなります。

さらにしいたけは水分を多く含んでいるため、トリコデルマをはじめとした細菌や微生物が成長するのにうってつけの獲物となっているのです。

臭い以外にしいたけが腐ってるかを判断するポイントは?


すっぱいにおいだけではしいたけが腐っているかどうか分からない、とお思いの方はご安心ください。

におい以外でもしいたけが腐っているかどうか判別できるポイントがありますので、そちらの方も合わせてご紹介します。

まず1つ目は表面のぬめりです。

しいたけはパック等に入っている間も呼吸をしており、呼吸をすることで表面に水滴が貯まります。

その水滴をほったらかしにするとそこから細菌が増殖し、やがて腐ってしまい、結果ぬめりとなるのです。

2つ目はしいたけの傘や傘の裏のヒダ、軸が黒いかどうかです。

元気なしいたけの場合はよく見慣れているきれいな茶色ですが、腐っていると傘およびその周辺が黒く変色しています。

3つ目はしいたけの断面の様子です。

切った跡を見た時にピンク色や青、緑、白などの変な色を見つけたら、それらはカビ菌により腐っているということになります。

それでも分かりづらければ、しなびているかどうかを見る他、しいたけを加熱してみる方法もございます。

すっぱいにおいの元となるトリコデルマなどの細菌は高温になるとにおいを多く出す性質があります。
ですので、しいたけを加熱した際のすっぱいにおいの有無でも腐っているかどうかの判別ができます。



腐りかけのしいたけも加熱したら食べられる?

ここで多くの人が考えてしまうことなのですが、加熱すればしいたけがすっぱいにおいを出していても食べられるかどうかということです。

結論を言いますと、加熱したとしても絶対に腐ったしいたけを食べてはいけません!

しいたけの中の細菌は熱に強く、揚げても煮込んでも細菌が死ぬことがありません。

もし腐ったしいたけを食べてしまった場合、腹痛や下痢、頭痛、嘔吐、高熱とひどい食中毒を起こしてしまいます。

さらに1日に複数回も嘔吐・下痢などの症状が続くのであれば、すぐに医療機関を受診してください。

先ほども少しお話しましたが、しいたけのすっぱいにおいの元となる細菌は高温でにおいを多く出すだけです。
なのですっぱいにおいがしてきたら、健康を守るためにもすぐにしいたけを廃棄してください。



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しいたけがすっぱい臭いがすると腐っている?【まとめ】

ここまでしいたけのすっぱいにおいについてお話しましたが、いかがでしょうか?

しいたけのすっぱいにおいの原因はトリコデルマをはじめとした、キノコを腐らせる有害なカビ菌によるものでした。

におい以外にも傘や断面の変色でもしいたけが腐っているかが分かります。

すっぱいにおいがしたら、あなたの健康を守るためにもそのしいたけを絶対に食べてはいけません。

しいたけは生鮮食品扱いで、消費期限が書かれていないことが多いので、購入したらなるべく早く調理して使いきるようにしましょう!

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