モロヘイヤは食べ過ぎ注意??安心な量と食べ方を徹底解説!

モロヘイヤの魅力といえば「ネバネバ」と高い栄養価ですよね。

特に夏バテに効果的な栄養が多く毎日モロヘイヤをたっぷり食べたいと思うかもしれません。

しかし、モロヘイヤの1日の適正量は100g(1束)です。


エジプトでは何千年も前から食べられ、世界三大美女であるクレオパトラも食べていたそうです。

またエジプトの王がモロヘイヤスープを飲むと病気が治ったことから「王家の野菜」と呼ばれたといいます。

そんなモロヘイヤも食べ過ぎには注意が必要です。その理由をこれからご紹介していきます。



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モロヘイヤの食べ過ぎってどのくらい?

モロヘイヤはクセが少なく茹でるとかさも減り、ネバネバのおかげで夏の食欲がないときでも食べやすいですよね。

そして、夏バテに効果的な栄養素も多く含むためたくさん食べたいと思うかもしれません。

でも、モロヘイヤの1日の適正量は100gです。スーパーで売られている1束がだいたい100gです。1度にたくさん食べても効果は顕れないので適量を食べるようにしましょう。

モロヘイヤを食べ過ぎると下痢になる?!理由は食物繊維

モロヘイヤの適正量は100gということは分かったけど、食べ過ぎるとどうなるの?野菜はたくさん食べた方がいいんじゃないの?



モロヘイヤは食べ過ぎると下痢・腹痛、尿路結石になることもあるので注意が必要です。

*下痢・腹痛の原因はモロヘイヤの食物繊維
モロヘイヤは食物繊維の中でも水溶性食物繊維の多い食品です。

水溶性食物繊維は消化吸収を穏やかにする働きがあり、食後の血糖値が急に上がるのを抑えてくれます。整腸作用や血中コレステロールを下げる働きもあります。

しかし、食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こします。下痢や腹痛が起こった場合は食べるのを中止し様子を見るようにしましょう。

*尿路結石の原因はモロヘイヤに含まれるシュウ酸
モロヘイヤにはアクと言われるえぐみのあるシュウ酸という物質が含まれています。

シュウ酸は体内のカルシウムと尿路で結合することで結石ができます。

この結石が原因で強い痛みを伴う尿路結石となります。

シュウ酸は水に溶け出す性質があり茹でることで7,8割は溶け出すとされています。さらに水にさらしてえぐみがないことを確認してから使用すると安心です。



モロヘイヤを生で食べることは少なく、よくゆでた方が「ネバネバ」も増すのでそこまで心配する必要はなさそうですね。


モロヘイヤの茎や種には毒性が。注意点とは?

家庭菜園でモロヘイヤを育てている方もいるかもしれません。

家庭菜園のモロヘイヤは毒性物質ストロファチジンを含んでいる可能性があります。家畜が種を食べて死んだ例もあり強い毒性のようです。

人間でも動悸や息切れ、めまい、嘔吐、呼吸困難を引き起こすことがあります。



モロヘイヤは葉の部分を食べますが茎、新芽、さや、種子に毒性物質が含まれているので注意してください。

注意するポイント
(1)収穫期に注意する。花が咲く前に収穫する
(2)食べる前に花やつぼみがついていないか確認する
(3)茎の部分は食べないようにする
(4)種を植えるときは子どもが誤って口に入れないようにする

モロヘイヤはプランターでも育てることができ、最盛期には毎日収獲ができるので収穫期さえ守れば家庭菜園にはおすすめの野菜です。

スーパーで売られているモロヘイヤは茎がついていても、正しい収穫期に収穫されているので毒性はなく安心です。



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モロヘイヤを食べ過ぎは問題ある?【まとめ】

・モロヘイヤの1日の摂取量は100g(1束)までにし食べ過ぎないようにする
・モロヘイヤに含まれる水溶性食物繊維が原因で下痢・腹痛になることも
・モロヘイヤにはほうれん草と同じシュウ酸が含まれ尿路結石の原因になるので、よくゆでて水にさらしてから料理に使う
・モロヘイヤの家庭菜園をする場合は花が咲く前に収穫し、茎の部分は食べないようにする
・毒性のある物質は茎、新芽、さや、種子にふくまれるが、スーパーのモロヘイヤには毒性はない

モロヘイヤは夏バテに効果的な栄養素も含みビタミンも豊富で美容にもいい野菜です。

家庭菜園でも育てやすい野菜なので、注意点を確認して食べ過ぎないようにスープやおひたしなどいろいろな料理でおいしく食べてくださいね。

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