雪見だいふくが小さくなったのはいつから?事実や原因を解説!

日本の国民的アイス、雪見だいふくが「最近小さくなった」と感じたことのある方はいらっしゃいませんか?

本記事では、本当に小さくなってしまっているのかの事実や、その経済現象にについて解説します。


生活に身近な商品に起こっている事実を知れば、あなたの消費者としての目線も少し変わるかもしれません。



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雪見だいふくが小さくなったのは本当?

雪見だいふくが小さくなったと感じている方が多いかと思いますが、これは結果から発表いたしますと、ズバリ本当です。

最近あらゆる食品・スナック菓子を手にとって感じるようになってきた人も多いのではないでしょうか「あれ、これなんか小さくなった?」と・・。

実は私たちの生活に身近なロングセラー商品、「雪見だいふく」にも例に倣ってその現象が起きています。

いつから

諸説あるのですが、2007年か2009年頃だと言われています。

期間限定品が出たのに合わせて容量が小さくなり、それに続けてその後販売されたレギュラー商品も続けて小さくなったようです。

(もし気づいていたら、容量の大きい方を必死になって探してしまいそうですね・・!)

どのくらい小さくなったのか

ファミリーパックの容量は昔も今も変わらず1個30mlなのですが、2個入り雪見だいふくの1個のサイズが50ml⇒47mlへと変わっています。

数字だけ見ると「なんだ、たった3ミリじゃん」と思われそうですが、実際に感じたことありますよね?「何となく小さく感じる・・」と。その違和感が正解です。3mlですが、ちゃんと小さくなっていたのです。

ただ、この容量になってから既に10年以上経過していますから、最近小さくなったと感じた方は思い違いの可能性が高いですね。

他にも小さくなった商品はある?

皆さんも感じている通り、たくさんあります。

・ポテトチップス(2007年頃)90g ➡ 60g
・カントリーマアム(発売当初から年々少なくなり・・)30枚 ➡ 20枚
・うまい棒(2010年)7~9g ➡ 5~6g

などなど。

次の項では、この経済現象についてお話しますね。

「値段は変わらないのにいつ間に小さくなった」現象とは何者か

こんな長い名称言っていられないですよね。今日から一つ物知りになりましょう!

値段は変わらずに容量が小さくなっているこの現象のことを、シュリンクフレーションといいます。

シュリンクは英語で(Shrink)=縮まる という意味ですから、内容量が収縮することを表していますね。


シュリンクフレーションは「実質値上げ」

これが起こると、容量に対して値段は実質上がっているということになります。

「実質値上げ」「隠れ値上げ」と呼ばれるように、買う人にはわからないように行われることから、別名「ステルス値上げ」とも呼ばれます。

ステルス(Stealth) =こっそり行う ことなので、航空機やミサイルが相手に知られないようにする技術なんかに使われます。

現代は「ステルスマーケティング」といって、宣伝していることを消費者に知られないようにする、略して「ステマ」なんかはよく聞くようになった言葉だと思います。

シュリンクフレーションが起こる原因

シュリンクフレーションをせざるを得ない要因、それは言わずもがな「製造費の削減」でしょう。

✔ 材料費の上昇
✔ 人件費の上昇、削減のため
✔ 個人消費量の低迷

上記の要因があげられます。

個人消費量が少なくなっている原因も色々とあるでしょうが、過去の景気対策の反動や日本人の心配性の気性や、それを煽る貯蓄マーケティングによって、日本では長らく「貯蓄ムード」が漂いブームになっているとも言えますよね。

「色んな製造費が上昇している反面、個人消費量が下がっている」という製造側にはとっても不利な状況の中で、容量は変えずに値上がるほうをしてしまったら、「値上がりするなら他の物を買う」と競争激しい食品製造業の中で勝ち残っていけない懸念があります。

だとすれば、「実質的に値上げしたことに気づかれないようにしたい」とする思いは頷けるものがあります。
(消費者からすれば、ちょっと悲しいのは否定できませんが・・)

雪見だいふくが値上げした原因は?

そんな中、雪見だいふくがシュリフレした原因も上記に同じでしょう。

大体的に「容量を地道に小さくしますね」と公表している企業が多いわけではないのですが、2007年ごろは色んな会社が商品を値上げし、要因として「原材料の価格高騰」を挙げていました。

2007年から2008年にかけて「世界食料価格危機」が世界を襲いました。

世界の食料品価格が高騰し、元々経済的パワーの少ない世界発展途上国では貧困化が拡大し、治安も悪化したそうです。でも実際は、こういった形で先進国でもじわじわと価格高騰に応じて何らかの対策をとらざるを得なくなってしまったということでしょう。



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雪見だいふくが小さくなったのはいつから?【まとめ】

いかがでしたか?

今回は雪見だいふくが小さくなったの真相を調べてみました。

「雪見だいふくは小さくなった」は事実でした。たった3ml、されど3ml・・。

2019年度の年間売上が100億円にのぼる程の商品ですから、この3mlを削ることの大きさがわかりそうですよね。

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