くら寿司のとろサーモンがなくなった理由とは?原因を徹底解明

子供から大人まで大好きなお寿司。

特に回転寿司だと手頃な価格で気軽に食べられるのが良いですよね。

寿司ネタも色々ありますが、中でもとろサーモンは老若男女に人気の寿司ネタです。


画像はイメージです。

大手回転寿司チェーンのくら寿司でも人気投票の上位に必ず入ってくるネタですが、最近見かけなくなったという噂を耳にします。

そこでこの記事ではどうしてくら寿司のとろサーモンを見かけなくなってしまったのか、なくなった理由や復活することがあるのかなど皆さんが気になっていることを徹底解明していきます。

最後までしっかり読んでいただければと思います。



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くら寿司のとろサーモンの産地はどこ?

サーモンといっても実は種類があり、くら寿司で使われているとろサーモンはアトランティックサーモン、和名ではタイセイヨウサケと呼ばれているサーモンを使っています。

体長は90~140cmとサーモンの中では大型で、身は肉厚で色はサケ特有の綺麗なピンク色をしていていわゆるサーモンピンクと呼ばれる色をしています。

とろサーモンはサーモンのお腹のハラスという部位を使用していて、アトランティックサーモンは脂の乗りが良く、とろけるような食感なので生で食べるには最高なサーモンです。

アトランティックサーモンは和名からも分かるように大西洋やヨーロッパの沿岸によく生息していて、ノルウェーやスウェーデンなどの北欧やチリで養殖が盛んに行われています。

もちろん天然のアトランティックサーモンもいるのですが、スウェーデンでは養殖技術がしっかりしていて天然の物より美味しいサーモンが育つため養殖のアトランティックサーモンを使用しています。

またお寿司の場合は生で食べなければいけないので寄生虫であるアニサキスに気をつけなくてはいけません。

養殖物は天然物に比べてアニサキスが寄生することがかなり少ないので安心して生で食べられるので養殖物の方がより多く使用されます。



くら寿司のとろサーモンがなくなった理由

くら寿司のメニューの中でも人気上位に入るとろサーモン。

しかしここ1、2年メニューから見かけなくなってしまったという声をよく耳にするようになりました。

人気メニューがなくなるというのは相当な理由がない限りなかなかないことです。

ではどうしてなくなってしまったのか、なくなった理由を考察してみました。



※ウクライナ戦争が起きたため


くら寿司で使用しているサーモンは主に空輸でノルウェーなどから日本に送られていました。

しかし2022年4月、ロシアとウクライナに起きた社会情勢によってロシア上空を民間機が飛行できなくなり、その影響でノルウェー産のサーモンの輸入が難しくなってしまいました。

もちろん他国のサーモンも輸入していますが、ノルウェー産のサーモンの輸入量が圧倒的だったため安定した量が提供できなくなってしまったことがメニューからなくなった理由ではないかと考えられます。

※原油価格の高騰や円安の影響

先程書いたようにロシア上空を飛行できなくなってしまったため、中東など別のルートを迂回してサーモンを輸入するルートを確立させサーモンの供給量は回復することが出来ました。

しかし、ロシアとウクライナの戦争が原因で原油価格が高騰してしまったため空輸する時にかかる燃料費も必然的に上がりました。

さらに迂回して空輸するということはロシア上空からのルートで空輸している時よりも時間がかかり、より燃料費がかかるためサーモンの仕入れ値が赤字になってしまったと考えられます。

また円安の影響で仕入れ値はもちろん、航空運賃も値上がってしまい赤字になってしまいます。

供給をやめてしまえば良いのではと思われますが、水産商社では供給義務があります。

代替品が用意できるまでは赤字になっても納品しなくてはいけない契約になっているのですぐに止めることは出来ません。

1皿100円で出すことが難しくなってしまったことがとろサーモンがなくなった理由ではないかと考えられます。



とろサーモンは復活する?

メニューからなくなってしまったとはいえ、人気メニューだったとろサーモン。

それだけ人気があったということは復活を望んでいる人も多いと思います。

海外からサーモンを輸入していたことがなくなった理由なのであれば国内の美味しいサーモンを仕入れすれば良いのでは?

そんな考えをくら寿司は2023年5月に実現させました。

希少な福井県産のブランドサーモンであるふくいサーモンを取り入れることで国産の美味しいサーモンを安定して提供することに成功しました。

ふくいサーモンは元々石川県、富山県、福井県の北陸3地方と通信販売のみで販売していたサーモンです。

養殖のサーモンは水温が20℃以下の冷たい海でしか育たないと言われています。

福井県の冬の海はその厳しい条件をクリアし、その冷たさを利用して2014年からふくいサーモンの養殖を始め、現在に至っています。

ふくいサーモンは養殖ですがのびのびと育てられ、身は鮮やかなサーモンピンクをしていて、肉厚でもっちりした脂の乗った身質が特徴的でアトランティックサーモンにとても似たサーモンです。

水揚げして生のまま店舗に輸送されるので海外から輸入するのに比べると輸送費も燃料費も抑えられるので、仕入れ値も安く済みます。

このような新しい試みをしながら新しいサーモンの可能性を追求し、より美味しいメニューをお客様に届けようとするくら寿司の企業努力は素晴らしいものだと思います。



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くら寿司でとろサーモンがなくなった理由【まとめ】


なくなった理由は世界情勢や景気など状況を覆すことが難しいものではありますが、その中で国内に目を向けてより美味しいとろサーモンをお客様に食べてもらおうとするくら寿司の努力には頭が上がりません。

人気メニューだからこそないといけないという気持ちもあると思いますが、そういった気持ちから新しいメニューを食べられることはお客様としてはとても嬉しいことだと思います。

まだまだ物価や原油が高騰してもおかしくない状況ではありますが、ふくいサーモンのようにあまり知られていない海産物がこういったことがきっかけで全国に知られていってくれたら嬉しいなと感じました。

皆さんもくら寿司を見かけたら1度食べてみて下さい。

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