お弁当用の作り置きの冷凍品、正しい解凍方法は?自然解凍は危険なの?

毎日のお弁当作り、朝の忙しい時間に一から作ると大変ですよね。

時短のために普段から作り置きを冷凍保存し、お弁当に利用するという方も多いのではないでしょうか。


お弁当用の冷凍食品は市販のものも広く販売されており、とても便利ですよね。市販のものだと自然解凍が出来るものも販売されていますが、自宅で手作りしたものは自然解凍出来るのでしょうか?食中毒などの危険は?

この記事では、お弁当用の作り置きの冷凍品に適した解凍方法を中心にまとめていますので、普段からよく作り置きを活用している方はぜひ参考にしてくださいね。



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お弁当に入れる作り置きのおかず、冷凍のまま入れても大丈夫?

普段から食事作りの時短のために作り置きを冷凍される方も多いと思いますが、作り置きの冷凍品をそのままお弁当に入れて持って行くことは可能なのでしょうか?

答えは「NO」です。

なぜなら、冷凍品を常温で自然解凍すると溶けたおかずから水分が出て、傷みやすくなるからです。また、ゆっくりと自然解凍することで、食中毒の原因となる細菌が増えやすくなります。

多くの細菌は20~50℃で増えやすくなるため、室温に長時間さらされることで菌が増殖する原因となります。

たまに市販品で自然解凍OKのものを見かけることもありますが、これは特殊な技術で作られたものであり、家庭で冷凍するものに関しては自然解凍は避けたほうが良いでしょう。



お弁当に入れる作り置きの冷凍品の解凍方法は?

作り置きの冷凍品を解凍するにはどうしたらよいのでしょうか。

*自然解凍

1番おすすめなのは、冷蔵庫に移して自然解凍することです。お弁当のおかずとして使用するのであれば前日の夜に冷蔵庫に移しておきます。

最も手間がかからず簡単な解凍方法です。


*流水につける

流水での解凍方法は意外と解凍のスピードが早く、便利です。

パウチなどに入れた食品を、水を張った容器に入れて、その上から水を流し込みます。
食品の大きさにもよりますが約20~30分程度で解凍出来ます。

流水解凍をすることを想定して、普段からパウチに入れて冷凍保存しておくと、お弁当用だけでなく帰宅が遅くなった日の夕食用としても使えそうですね。


*電子レンジを使う

電子レンジでの解凍方法は風味が落ちたり、解凍ムラが出来てしまう事があるのであまりおすすめは出来ません。

しかし、いざという時は短時間で解凍が出来るので、ポイントを押さえて使うと良いでしょう。

お弁当に入れるおかずは、解凍後さらに再加熱をする必要があるため電子レンジで5~7割程度解凍し、半解凍状態で仕上げの加熱をすると良いですよ。

例えばから揚げやフライなどの揚げ物は、電子レンジで解凍から加熱まで行うと固くなりすぎてしまうこともあるので、仕上げの加熱をトースターですることをおすすめします。

トースターで焼くことで、カリッと揚げたてのような仕上がりになりますよ。


*トースターで解凍

もともとトースターで調理するようなものは、冷凍のままトースターで解凍・調理まで一気に出来ます。

冷凍のおにぎりやピザ、グラタンなどはおすすめです。

グラタンは100均などで売られているアルミの容器などに小分けにして冷凍しておくと、そのままトースターで焼くことが出来るので便利ですよ。

グラタンの後の皿洗いは大変だと思いますが、使い捨てなので後片付けも楽ですし、お弁当だけでなく朝食やお子様の間食用としても重宝します。

あまり深く入れると加熱に時間がかかるので、短時間で仕上げたい時は浅めに入れるようにするとよいでしょう。



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お弁当の作り置きの冷凍・解凍方法!【まとめ】

常備してあると便利な作り置き。お弁当には解凍、再加熱してから使う事で食中毒を防ぐことが出来ます。

普段から流水で解凍することを考慮してパウチで冷凍しておくのもよし、前日に冷凍から冷蔵庫へ移しておくというルーティンを決めるのもよし、ご自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

工夫次第でお弁当作りがグッと楽になり、朝の時間にゆとりが生まれますよ!

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