柏餅・よもぎ餅・草餅の違いを比較してご紹介

こどもの日には、行事食である柏餅を食べることが多いと思いますが、柏餅にも色々な種類がありますね。

地域によっては緑色のお団子が柏の葉に包まれているもの、あんこが入っていないものなど様々です。

柏の葉に包まれているものは、柏餅と呼ばれていますが、若草色のお団子は、一般的によもぎ餅と呼ばれていたり、草餅と呼ばれていると思います。



柏餅は、こどもの日に食べられますが、よもぎ餅や草餅は桃の節句に食べられます。

3つとも縁起の良い食べ物ですね。

この記事では、柏餅・よもぎ餅・草餅の違いを比較してご紹介したいと思います。



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柏餅・よもぎ餅・草餅の違いとは


柏餅・よもぎ餅・草餅を比較して、それぞれの商品の違いをご紹介します。

<柏餅>

柏餅は、江戸時代から食べられています。

柏の葉は古い葉が落ちて、すぐに新芽が育って新しい葉が出ることから、子孫繁栄を願って、こどもの日で食べられるようになりました。

柏餅の特徴としては、柏の葉を使って作られている和菓子で、柏の葉は鮮やかな緑色で香りがあります。

子どもの日に柏餅を食べる地域は西日本と比較すると、東日本で多く食べられています。

<よもぎ餅>

よもぎ餅は、日本の伝統的な和菓子で昔から3月3日の桃の節句に食べられていました。

昔は、もともと母子草という草を練り込んで作られていました。

しかし、江戸時代になり、よもぎを使うようになったと言われています。

よもぎ餅は、柔らかい新芽を練り込んで作られていて、色は鮮やかな若草色をしています。

よもぎの香りがさわやかなお餅です。

<草餅>

草餅は、草を練り込んで作られたお餅のことを指します。

草餅は特定の草ではなく、様々な種類の草が用いられています。

よもぎ餅と草餅を比較すると違いが分かってきます。

よもぎ餅は、よもぎを練り込んでいる餅の事で、草餅は、よもぎ以外の草を練り込んでいる餅のことを言います。

もともと草餅は、平安時代から作られていましたが、江戸時代になり、母子草を使うと縁起が悪いとされたことから、よもぎを使うようになり、草餅とは別によもぎ餅というものが出来たということになります。



地域で違う柏餅・よもぎ餅・草餅

地域によって、それぞれの餅に違いがあります。

柏餅は、基本的に柏の葉に包まれていれば、柏餅と呼ばれるようです。

白いお団子からよもぎのお団子まで様々です。

中には、こしあんや粒あんが入っていますが、地域によってはみそあんが入っている柏餅もあります。

また柏の葉は、西日本で自生することが難しいため、柏の葉の代わりに、サルトリイバラという葉が多く使われています。

そのため、東日本と比較すると、柏餅の葉を食べる地域が多いと言われています。

よもぎ餅は、基本的によもぎの葉が使われていれば、よもぎ餅と呼ばれるようです。

地域によっては、よもぎ餅の中にあんこが入っておらず、丸めた団子の上にあんこがのっているものや、きなこがまぶしてあるものもあるようです。

草餅は、よもぎ以外の草が練り込まれて作られています。

いまだに母子草を使って、草餅を作っている地域もあるようです。

あんこが入っているものが多いですが、あんこが入っていない物や、きなこをつけて食べる地域もあります。



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柏餅・よもぎ餅・草餅の違い【まとめ】

柏餅・よもぎ餅・草餅を比較して違いを紹介してきました。

柏餅は、柏の葉で包まれていると、基本的には柏餅と呼ばれるようです。

よもぎ餅と草餅の違いは、練り込んでいる草の種類が、よもぎなのかそれ以外の草なのかで分かれているようです。

よもぎ餅と草餅を比較してみても、違いが分かりづらいですが、よもぎ餅のほうが、鮮やかな若草色をしています。

それぞれに歴史があり、柏餅はこどもの日に、よもぎ餅と草餅は、桃の節句に子孫繁栄を願って今でも食べられています。

お店に売られているものも、美味しいですが、ご家庭で作られると、オリジナルのお餅が出来て、色々な種類のお餅を好きなだけ作る事ができますね。

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