刺身醤油は料理に使える?普通の醤油との違いを解説!

スーパーの調味料売り場に行くと、いろいろなタイプの醤油が並んでいます。

なかでもポピュラーなのが刺身醤油ですが、お刺身のためだけにわざわざ買わないという方もいるかも知れません。

刺身醤油は普通の醤油よりも甘みがあり、お刺身の味をより引き立ててくれますが、お刺身だけの為に買うと余ってしまうのでは?と思いますよね。


刺身醤油には出汁や糖類が使われていることも多いので、料理にも幅広く応用できます。

特に「だし醤油」や「豚丼のタレ」の代わりに煮物や丼物などに使うと美味しく仕上がります。

肉じゃがや肉豆腐、豚丼、牛丼に使えるので、余ることもなく使い切れますよ♪

この記事では、料理に使える刺身醤油の応用方法を紹介していきます。



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刺身醤油とは?

※刺身醤油の原料と製法

刺身醤油の原材料は主に大豆、物により脱脂加工大豆、小麦、食塩、みりんなどです。

メーカーによってはかつおだしを加えて風味を出したり、砂糖を加えて甘みをつけたりと様々です。

その中でも代表的な刺身醤油の種類について紹介していきます。


・生醤油(きじょうゆ)
通常の醤油は、原料となる大豆や小麦に麹を合わせて発酵させ、そうして出来たもろみを搾って作られます。

もろみを搾ったままの状態では微生物が生きているため、火入れといって熱を加える工程があります。

生醤油はここで火入れをせず、マイクロフィルターで微生物をろ過して完成します。

火入れをした通常の醤油に比べて色は淡く、フレッシュな香りがあります。

白身魚やイカなど、さっぱりと食べたい時によく使います。



・再仕込み醤油
再仕込み醤油は山陰地方、九州地方で愛されてきた醤油です。

もろみを熟成させる際、一般的には塩水を加えますが、再仕込み醤油では塩水でなく醤油を使います。

醤油で仕込む醤油、ということで味わいやうまみは濃厚で、甘みととろみがあります。

脂の多いトロやブリなどのお刺身にちょっとだけつけて、濃厚なうまみを楽しめます。

他にも、かつおだしやみりん、魚介エキスなどを醤油に加えたタイプはいわゆる「だし醤油」に近く、比較的安価で手に入りますし、料理に使える醤油としても人気です。


※厳格な定義はない

実は、刺身醤油として販売されていても厳格な定義はありません。

各メーカーが「お刺身に合う」というコンセプトで作りだしたお醤油は「刺身醤油」とラベルに記載しても何ら問題ありません。

もちろん料理に使える醤油でもあります

スーパーの店頭でも、多くの種類の刺身醤油を目にしますし、全国展開する大手メーカーだけではなく地方の生産者がその地方独特の刺身醤油を作っています。

私個人の話で恐縮ですが、旅行に行くと「ご当地刺身醤油」をつい買ってしまうことがあります。



刺身醤油は料理に使える!

※煮物や丼物に

刺身醤油は刺身を食べる時だけ、と思われるかも知れませんが、実は料理に使えるのであると便利です。

生醤油は普通のお醤油と同じように何でも使えますし、甘みのあるタイプやエキスを加えたタイプはだし醤油の代用として煮物にも使えます。

甘みやとろみがあり、脂の多い食材ともよく合うので、豚丼や牛丼のタレとしても最適です。

肉じゃがや肉豆腐、肉野菜炒めやブリの照り焼きなど、様々な料理に使えるので重宝しますよ。
特に、白いご飯に合う料理に使えるのが特徴です。

※漬けダレにおすすめ

刺身醤油はその名の通り、お刺身につけて食べることで魚のうまみが引き立ちますが、お刺身を「漬け」にする時のタレに最適です。

残ったお刺身を刺身醤油に一晩漬けるのも良いですし、マグロやブリなどの脂の多いお魚を漬け丼にしたものは私も大好物です。

肉や魚を焼く前の漬けダレにも最適です。



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刺身醤油は料理に使えるの?【まとめ】

刺身醤油というと、お刺身だけに使うものと思われがちです。

でも「お刺身だけの為に買うのは……」と思っていたら勿体ないです。

刺身醤油には甘みやとろみ、魚介のコクがあるものなど様々ですが、明確な定義はありません。

フレッシュな風味を楽しむ生醤油や、濃厚さととろみのある再仕込み醤油、魚介のだしを加えたタイプなどがありますが、どれもお刺身だけでなく料理に使えます。

生醤油は普通の醤油の代わりに使えますし、甘みやとろみのあるタイプは煮物にも便利です。

刺身醤油があればお刺身はもちろん料理に使えるので、ぜひ常備してみてはいかがでしょうか。

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