みりんは加熱しないとダメ？子供や妊婦さんにそのまま与えても大丈夫？

みりんは酒類に該当する調味料になります。

大体は加熱して使うので大丈夫ですが、中にはみりんを加熱しないで使うこともありますよね。

そんな時に、子供や妊婦さんにそのままその料理を出していいのでしょうか？


また、アルコールが入っているから運転もしちゃいけないのでしょうか？

ここでは、みりんを加熱しないで使った際の疑問にお答えしていきたいと思います。



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みりんを加熱しないで子供や妊婦さんに与えてもいい？

本みりんは、1940年ごろまでお酒として飲まれていた調味料で、アルコール度数も14度前後あります。

このアルコール度数は、日本酒やワインと同じくらいに相当します。

江戸時代などには、お酒が苦手な方や、女性も飲める甘いお酒として飲用されていたものになります。

なので、子供や妊婦さんには、加熱しないで作った料理を与えるのはやめた方がいいです。

料理に混ぜるし、少量なら大丈夫じゃない？とは思わないでくださいね。

未成年はアルコールを分解する肝臓の働きも不十分なので、少量でも体に影響が出てしまう可能性があります。

そう思うと、体質にもよりますが、お酒に酔いやすい方も、加熱しないで使ったみりんの料理を食べたことで、アルコールを検出してしまうことがあるので、飲酒運転にもつながる可能性があります。

みりんを加熱しないで使いたい場合

煮物や炒め物などにみりんを使うときは、加熱するのでなんの心配もありませんが、加熱しないで料理に使いたい時は、どうするといいでしょうか。

※みりん風調味料を使う

本みりんはアルコール度数が14度前後ですが、みりん風調味料はアルコール度数が1％未満になり酒類に該当しません。（アルコール度数が1％以上だと酒類になります）

これなら、そのまま使ってもアルコールが作っている段階で消えることもあるので問題なさそうです。

ですが、注意することもあります。

それは、みりん風調味料ではなく「みりんタイプ調味料」というものです。

これは、みりんと同様にアルコール度数が8〜20％入っている（商品により変わります）のですが、そこに食塩が含まれているために酒類に該当しない調味料です。

子供や妊婦さんが食べる時には、アルコールが入っているので気をつけないといけません。

ご家庭にあるみりんがどのタイプが、今一度確認するといいですね。

※煮切りみりんを使う

みりん風調味料には添加物が入っているので、やっぱり本みりんを使いたい！という方は、みりんを煮切りして使うようにしてください。

煮切りみりんとは、アルコールを加熱して飛ばしたみりんのことになります。

お鍋や電子レンジで簡単にできるので、添加物を気にされる方は、本みりんを煮切りして使うようにしましょう。

煮切りみりんを作ることで、めんつゆやドレッシング、お菓子のシロップにも使えますよ。

本みりんの代わりも使ってみよう！

子供のために、わざわざ煮切りをするのも、正直ちょっと面倒なところありますよね。

そういう時は、本みりんの代わりに砂糖を使ってみてください。

加熱する料理の場合は本みりんでいいですが、加熱しないめんつゆや、ドレッシング、お菓子のシロップなど、そのまま使うとアルコールが入ってしまう場合には、砂糖を使えばOKです。

蜂蜜でもいいですよ。（蜂蜜は、1歳未満のお子さんには与えないでください）

アルコールが入っているから！と神経質になるくらいなら、無理に本みりんを使う必要もないと思います。



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みりんは加熱しないとダメなの？【まとめ】

本みりんはアルコールを含んでいるので、子供や妊婦さんに与えるときは、加熱しないとダメですよ。

煮物や炒め物、火を通すものなら気を張らなくていいですが、加熱しないでみりんを使いたい場合は、煮切りみりんを使うか、本みりんではなく、みりん風調味料を使うといいですね。

本みりんと、みりん風調味料を2本持ちしておいて、用途によって分けて使うのも安心ですね。