鯖の味噌煮をお弁当に入れても大丈夫?傷みにくい詰め方を紹介!

鯖の味噌煮は和食の定番メニューで、夕食に登場する回数も多いのではないでしょうか。
残った鯖の味噌煮を、翌日のお弁当に入れることもあると思います。

しかしながら鯖は「生き腐れ」といわれるほど傷みやすい食材としても知られています。


お弁当に入れて持ち歩き、時間を置いて食べても大丈夫なの?という疑問もあります。

お弁当が傷む大きな原因の一つは「水分」です。

鯖そのものが悪いのではなく。鯖の味噌煮に汁気が多いため、時間が経つと菌が繁殖しやすくなります。

そこで、汁気を少なくする工夫が必要になります。

本文では、鯖の味噌煮を安心してお弁当に入れる方法や、お弁当が傷むのを防ぐ工夫などを紹介していきますね。



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鯖はなぜ傷みやすい?

鯖自体はとても傷みやすい食材です。

昔から「鯖の生き腐れ」という諺もあるほど、新鮮そうに見えて既に傷み始めていることが多い魚です。

その理由は「水分が多い」ことと、青魚特有の「ヒスチジン」という物質が多いことです。

青魚は死んだ後にヒスチジンが酵素と反応し、「ヒスタミン」というアレルギー物質に変わるため、食中毒やじんましん等の原因になりやすいのです。

そのため、水揚げ後は急速に冷凍された状態で流通していますし、家庭では十分に加熱して食べる必要があります。

鯖の味噌煮は既に加熱されているため、鯖自体が原因でお弁当に不向きということではありません。お弁当に入れても大丈夫ですが、工夫することでより安心できます。


鯖の味噌煮をお弁当に入れるひと工夫

水分を飛ばす

鯖はふっくら、しっとりした食感でもわかるように、水分の多い魚です。

水分の多い食材は時間が経つと細菌が繁殖しやすく、特に煮物は煮汁があるためお弁当の詰め方にも注意が必要です。

煮汁がお弁当箱の中で流れてしまいご飯や他のおかずにしみると味にも影響しますし、においも悪くなって「大丈夫かな?」と心配になってしまいますよね。

水分を減らす方法としては煮詰めて水分を飛ばす、または鯖の身の部分をフライパンで軽く焼くなどの方法があります。

フライパンで焼く時にバターを少し入れると、味噌バター風味になって味変にもなりますよ♪

夕食の残りでなく、レンジで朝調理する

残り物をお弁当に詰めることも多いですが、特に夏場は食材が全体的に傷みやすいので、鯖に限らず注意が必要です。

鯖の味噌煮はレンジでも簡単に作れるので、朝に作って入れるのもおすすめです。

レンジで作る鯖の味噌煮のレシピを簡単に紹介します。
①みそ大さじ1:しょうゆ小さじ1:みりん大さじ1:酒大さじ1/2を合わせておく(比率はお好みで調整してください)
②鯖の皮目に十字に切り込みを入れて耐熱皿に入れ、①のみそだれを回しかけ、生姜の薄切りをのせる。
③ラップをかけて電子レンジで5分ほど加熱し、粗熱を取る。
④ラップを外し、みそだれを絡めて再度1分~2分半ほど加熱して水分を飛ばす。
加熱時間は鯖の切り身のサイズや電子レンジの機種によって変わりますので、十分火が通っているかを必ず確認してくださいね。


お弁当が傷む原因

傷む原因は「水分」

上の項でも触れましたが、お弁当が傷む最大の原因は「水分」です。水分があると雑菌が繁殖しやすくなります。

通勤や通学中は常温での持ち歩きになるので、温度+水分+栄養分で菌の温床になりかねません

そのため揚げ物や焼き物など、出来るだけ水分の少ないおかずを詰めることが大切です。
鯖の味噌煮もそうですが、煮物を入れる時には、水分を飛ばして入れる工夫が必要です。


抗菌グッズをかしこく使おう

お弁当用の抗菌シートもいろいろな種類が売られています。ワサビなど天然の抗菌成分を使ったものなどをよく目にしますが、お弁当とフタの間に挟むだけなので簡単です。

保冷材を使うのも有効ですし、凍ったまま入れられる冷凍食品も保冷剤代わりになります。

天然の抗菌グッズといえば「梅干し」や「酢」がおすすめです。
ご飯に梅干しをのせるだけでも抗菌になりますし、ご飯に梅酢を混ぜるのもおすすめです。



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鯖の味噌煮は弁当に入れても大丈夫?【まとめ】

鯖の味噌煮をお弁当に入れても大丈夫?と疑問に思う方も多いと思います。

鯖は確かに傷みやすい魚ですが、加熱済みであれば基本的には大丈夫です。
それよりも「煮汁の水分」が問題です。

お弁当に詰める時は、しょっぱくなり過ぎない程度に煮詰めるか、鯖の身をフライパンで軽く焼くことで水分を飛ばすことが出来ます。

可能なら当日の朝に作ったものを入れるとより安心です。

特に夏場はお弁当が傷まないか心配になる時期です。

それでもおかずの水分を減らすことで、リスクはかなり減らせます。

おかずの詰め方にひと工夫しながら、いろいろな抗菌グッズや保冷剤も使ってみましょう。

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