フレンチトーストの生焼け判別方法は?対策方法も徹底解説!

レストランやカフェで食べる、あるいはコンビニで売っているフレンチトーストは、いい感じにフワッとしていて美味しいですよね⤴

それを目指してお家でやってみると、仕上がりがべちゃついていたり、或いは芯が残っているようで、どうも美味しくない。なんなら、生焼け?のおかげで、お腹が痛くなるんじゃないかと心配になってしまった⤵


過去に、こんな経験をしたことは無かったですか⁈

ここでは、フレンチトーストの焼き加減の判別方法と、腹痛対策にもなるレンジ活用法を記していきたいと思います。

これで、“べちゃべちゃフレンチトースト”を食べることも、腹痛の心配をすることもなくなりますよ。



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フレンチトーストが上手く焼けないのはなぜ?

フレンチトーストは、一見簡単そうに見えて、慣れないと失敗してしまうことが多い料理でもあります。失敗するパターンは大きく3つ。そのうちのトップ2が、“生焼け”と“黒焦げ”です。続いて、中心に卵液がしみ込んでいない“芯残りパターン”といったところでしょうか。

フレンチトースト用の卵液に使う材料は、卵・牛乳・砂糖・バターと、どれも焦げやすいものばかり。特にフライパン調理の場合、ちょっと火加減を間違うと、一撃アウト。“黒焦げフレンチトースト”の出来上がりです。

これを避けようとするあまり、火加減が弱すぎたり、焼き時間が短かったりするので、生焼けに仕上がってしまう、という訳です。

また、パンの厚みに対して、卵液につけ込む時間が短いと、卵液が中心部までしみ込みきれないまま焼かれてしまうこととなり、結果的に舌触りの悪い仕上がりになってしまう、というケースも考えられます。



フレンチトーストの生焼け・黒焦げ対策

フレンチトーストを上手に仕上げるために、おさえておくべきポイントがいくつかあります。かみ砕くと、“生焼けにならない”、“黒焦げにならない”、“芯が残らない”ように作るにはどうしたらいいのか、ということですね。

出来上がりを左右する、おさえておくべきポイントは次の通りです。

ⅰ:食パンの厚さ
ⅱ:卵液の卵と牛乳の比率
ⅲ:卵液につけ込む時間
ⅳ:焼き時間
ⅴ:火加減

これらを踏まえて、失敗しないフレンチトーストの焼き方、生焼け・黒焦げ対策を簡単に解説していきましょう。


*パンの厚さによって、つけ込む時間を調節する

パンが厚ければ長い時間、薄ければ短い時間という具合にケースバイケースで仕込みましょう。

つけ込み時間を短縮し、卵液を芯までしみ込ませるワザとして、パンを小さく切る方法があげられます。“白い部分”の側面が直接卵液に触れるので、芯までしみ込みやすくなります。しみ込む速さは、【1枚のまま<1/2カット<1/4カット】となります。

もう一つ、パンのつけ込み時短&芯までしみ込ませるワザとして、卵液につけたまま片面約20秒ずつレンジで加熱する方法です。この方法は、前述でもチラッと触れましたが、パンが温まることで卵液がしみ込むスピードが速まる特性を利用したものです。


*卵液の濃度

卵液の濃度の目安は、≪卵1個:牛乳100~150㏄≫です。

牛乳が多いほど卵液がしみ込みやすいので、芯が残りにくいです。その分、パンが柔らかくなるので取扱いは難しくなります。パンの厚さと合わせて、お好みで調整してみてください。


*焼き時間・火加減の調整と生焼け・黒焦げ対策

単純に、厚さがあるほど長い時間の加熱が必要です。目安として、6枚切りの厚さで、片面3~4分程度とみてください。

火加減ですが、フライパンで焼くのであれば、“弱火の強火”くらいがちょうどいいと思います。色々試してみましたが、“中火”だと火が通る前に焦げてしまいがちです。

生焼け・黒焦げ対策として有効なのは、蓋をして焼く方法です。パンの中心まで火が通りやすくなりますし、蒸し焼き状態ですから、水蒸気の影響で焦げ付きにくくもなります。

火が通ってくると、パン自体が“プク~ッ”と膨らんできます。そのあたりが、ひっくり返すタイミングとして丁度いいです。



フレンチトーストの焼け具合の判別方法

焼き加減を判別するために一番簡単な方法は、トーストの数ヶ所につまようじを刺してみること。つまようじがキレイなら、火が通っていると判断してよいでしょう。逆に、つまようじの先端に、トロっとしたパン生地や卵液が付いているのであれば、生焼けの可能性があります。

また、つまようじを刺した部分を確認するのも、焼き具合の判断基準になります。焼きが足りない場合は、つまようじを刺した穴から、ジワッと卵液が出てきます。

これらに該当するのであれば、引き続き焼く必要があります。そのまま食べてしまうと、腹痛や下痢など、体調不良になってしまうかもしれません。でも、これ以上焼いたら黒焦げになるようでしたら、レンチンで対応しましょう。



フレンチトーストの生焼けはキケン?

『黒焦げだけれど、火はしっかりと通っている。』というのであればまだ良いのですが、生焼けに仕上がったものを誤って食べてしまうと、最悪の場合、腹痛などの症状を伴う食中毒を引き起こす可能性もあります。そう言った意味では、“生焼け”を安易にとらえるのは危険です。

この食中毒の原因菌は、“サルモネラ菌”です。自然界に広く潜在しており、鶏に限らず家畜の体内にも潜んでいます。流通している鶏卵は、製品加工段階で殺菌作業を経ていますが、それでも10000個に1個の確率で、サルモネラ菌が付着しているとされています。

卵の殻についていたものが卵液に混入し、加熱不足のために菌が死滅せず、体内に入り込んでしまい食中毒を引き起こすという訳です。症状としては、【吐き気・嘔吐・腹痛・下痢など】で、小さい子供やお年寄り、免疫力が弱い方が感染すると、脱水症状で命を脅かされることもあり大変危険です。

そのため食中毒対策として、卵の殻の取り扱い・ひび割れの確認、常温放置をさける、調理段階での十分な加熱が求められるのです。

生焼けの心配があるようでしたら、“ラップをしないでレンジでチン”です。

電子レンジ、最強です。




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フレンチトーストの生焼け判断方法は?【まとめ】

少々ややこしいお話も入ってしまいました。伝わりにくいようでしたら、ゴメンナサイ。(汗)

今回のお話をまとめてみましょう。

・パンの厚さによりつけ込み時間を調節
・卵液の濃度の目安:卵1個/牛乳100~150㏄
・焼き時間目安:片面3~4分程度
・火加減:弱火の強火
・生焼け、黒焦げ対策:パンを小さく切る・焼く前のレンチン・蓋の使用
・火通りの確認:つまようじで刺し生地のつい具合で判断・つまようじで開けた穴で判断
・食中毒の対策:卵の取り扱いに注意・常温放置厳禁・ダメ押しのレンチン

参考になりましたら幸いです。

まぁでも、いつでも美味しいものを、安全に頂きたいものですね。

では、今回はここまで。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました(^^♪

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