ローストビーフの火が通ったかどうか不安!失敗せず確認する方法とは?

ローストビーフをお家で手作りすると、どうしても心配になることがあります。

『これって、ちゃんと火が通ったかなぁ⁈』

たしかに…、食べられるのか、チョー不安ですよね(^_^;)

なんなら、お店で売っているローストビーフも大丈夫なのかと、いらぬ心配の余波がやってくる始末⤵


心配になる一番の理由はローストビーフの内側、“お肉の断面の色”ではないでしょうか⁈

赤っぽいけど、ホントにこれでいいの?そんな方へお答えして参りましょう。

結論。手順通りに作っていれば、食べられます。もちろん、市販品や飲食店で出てくるローストビーフも同じです。

どうして大丈夫なのか、問題無いかどうかの確認方法も含め、この後解説していきたと思います。



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ローストビーフに火が通ったかを確認する方法

ローストビーフにきちんと火が通ったか確認をするとは、言いかえるとどのように判断すればよいのかということです。やはりローストビーフは、外見だけで火が通ったかを判断することは難しいでしょう。その為、別の確認方法が必要となります。


1)トングなどでローストビーフに触れて、弾力を確かめる。
2)金串や竹串を使い、ローストビーフの中心温度を確かめる。


この2点が、火通りの状態を判別するのに適した手段と言えるでしょう。

これらの確認方法をとる際の、判断基準は次の通りです。


1)トングなどでローストビーフに触れて、弾力を確かめる。

⇒肉自体にふれた際の感触を指しています。火が通った状態であれば、程よい弾力があります。

火通りが不十分であれば、グニャっと形を崩して折れ曲がってしまい、肉を押した力に対しても、押し返す弾力を感じません。元々の生肉の状態を思い返してもらうと分かるかと思います。


2)金串や竹串を使い、ローストビーフの中心温度を確かめる。

⇒肉塊の一番厚めな部分を狙って、串を刺します。一度裏側まで突き通した後、串先を肉塊の中心辺りに戻し、そのまま10秒程度待ちます。

串を引き抜いたらすぐに串先を唇に当てて、温度を確かめます。温度の目安は以下のようになります。

【冷たい…加熱が不十分/熱い…加熱し過ぎ/温かい…頃合いの火通り】


※それでも、どうしても心配だという方には、調理用の《中心温度計》をオススメします。ネット通販でもすぐに見つかりますし、ホームセンターの調理器具コーナーなどにもありますよ。



ローストビーフが赤い理由

冒頭にもありましたが、ローストビーフに火が通ったか心配になる要素として、肉の断面の色があげられると思います。もちろん、肉の断面で判断することは出来るのですが、問題はその色合いです。

加熱具合がバッチリだと、断面がほんのりピンク色をしています。牛肉の旨味がしっかりと閉じ込められている証拠です。このローストビーフのピンク色を“ロゼ”と呼んでおり、ステーキの“レア”とは別物に当たります。

調理の仕上がり方が違いますので、改めてローストビーフとステーキは別の料理だと認識頂ければ間違いないでしょう。

その後、時間が経過すると赤色に近付いていきますが、これは肉の成分である《ヘモグロビン》が酸素と触れあったときに見られる変化であって、お肉の“血”ではありません。

市販のローストビーフでも同じことが言えますので、ご心配いりません。

いずれにせよ、上手に仕上がったローストビーフの色と、生肉の色の違いを把握しておくと安心ですね。



ローストビーフを作る際のポイント

ローストビーフを上手に仕上げるために、押さえておきたい温度管理のポイントがあります。


①加熱調理する前から、牛肉を常温に出しておく。
②余熱でじっくり火を通す。

※冷蔵庫から常温へ移す時間の目安【夏場:30分~1時間前/冬場:1時間~2時間前】


牛肉が冷え切った状態から加熱を始めると、火通りにムラが出てしまします。それにより、肉の内側が目指す“ロゼ色”に達する前に、肉の旨味が外へ逃げ出して、段々と硬くなってきてしまいます。

また、肉の旨味を閉じ込めるためには“余熱”による加熱が重要です。湯煎・オーブン・フライパン何れの方法でも、火を止めてすぐにお肉を取り出してしまうのではなく、余熱での火通しを行うと良いです。加えて、取り出してからも常温で休ませるようにしましょう。



火通りが不十分だった時の対処法

いざ切ってみたら、『あれっ、まだ早かった(汗)⤵』なんてことは、容易に考えられます。

そんな時でも大丈夫、心配しないでください。きちんと対処法がありますよ。


*ローストビーフの再加熱方法

①フライパンで再加熱
⇒フライパンにローストビーフと水を入れ、蓋をして5~10分程度蒸し焼きにする。
②湯煎で再加熱
⇒ローストビーフをラップで2重程度に包み、密閉バッグに入れて10分程度“弱火の弱火”で湯煎する。
③電子レンジで再加熱
⇒耐熱皿にローストビーフを入れ、ラップをして10秒刻みで様子を見ながら加熱していく。


*再加熱方法のメリット・デメリット

①表面に焦げ目が付きがちですが、失敗が少なくわりと簡単に出来ます。ただし、火加減には注意が必要です。
②火加減と時間さえ気を付ければ、加熱し過ぎのリスクは少ないです。ただ、一番手間が掛かる方法です。2度・3度とやり直すことになった場合が大変です。
③ボタンひとつなので一見簡単そうですが、火加減が難しいです。油断すると、すぐ火の通し過ぎになってしまいます。



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ローストビーフの火が通ったか心配!【まとめ】

今回はローストビーフの火通りについてふれてみました。

まとめた内容がこちらです。


◎ローストビーフに火が通ったかどうかの確認方法
・肉の弾力の確認
・中心温度の確認

◎ローストビーフの赤色
・ローストビーフの赤色の正体は、肉の成分であるヘモグロビンが酸化したもの

◎ローストビーフを作る際のポイント
・事前に牛肉を常温へ戻す
・余熱でじっくり火を通す

◎火通りが不十分だった時の対処法
・フライパンで再加熱
・湯煎で再加熱
・電子レンジで再加熱


これらお肉のチョットした理屈や、火通りの確認方法を知っておくと、手作りローストビーフに挑戦しやすくなると思います。

機会が巡ってきましたら、是非挑戦してみてください(^^♪

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